他人は言うに言えない「ワキガ自覚率」が判明! 20代女子は気にしすぎ?
ワキガ自覚率が意外にも高い年代が判明しました。
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満員電車やエレベーター、会議室で近くに座ったときなど、えも言われぬウッとくるようなニオイの人と遭遇することがある。「ネギのような 」「チーズが腐ったような」などと形容される、いわゆるワキガだ。
まわりの人のことを思えば、「しっかりケアしてほしい」と思うのが心情だろうが、努力で直せる「クセ」と違って体質でもあり、また自分では気づいてないこともあるはず。
しかし、勇気を出して「あなた、ワキガですよ!」と指摘したことがある人は、どれくらいいるのだろうか?
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■他人のワキガを指摘できた人は1割以下
全国20〜60代の男女1666名に聞いたところ、他人のワキガを指摘したことがあるのは約7%。家族や親友など、よほど気心の知れた間柄でもない限り、「わざわざ伝えて人間関係を壊すこともない」と考える人が多いのだろう。
では一方で、自分がワキガだと自覚している人は、どれくらいいるのだろう?
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■指摘した人より「自覚率」はやや高い
全体で見ると1割強が自覚しているようだ。先ほどの「指摘した割合」と比べると、やはり大半の人は気づいても伝えていないと思われる。
しかし、実際にワキガを持つ人は本当に1割程度なのだろうか? 男女別・年代別に見ると、興味深いことがわかった。
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■ワキガ自覚率がもっとも高いのは20代女性
ワキガについての自覚は、20代女性が突出して高く2割に迫った。次いで20代男性が続くが、男性は60代まで1割前後で推移するのに対して、女性は50代以降ガクッと値が下がっている。
都内病院に勤務する内科医に話を聞いてみたところ…
ワキガは、汗腺のひとつであるアポクリン腺から出る分泌物が、肌に棲む細菌などを反応して発生します。アポクリン腺は第二次性徴ともに発達するため、突然のニオイに対して若い世代は戸惑いを感じるのかもしれません。
ただ、やや女性に多く見られる程度で大きな男女差はないので、若い女性は「気にしすぎ」と思われます。
ちなみにアポクリン腺は、ワキだけでなく性器や乳首のまわりにも存在するため、こうした部分にニオイを感じる人もいるようだ。
また女性の場合、閉経とともに女性ホルモンが減少し、アポクリン腺の活動が弱まるとも言われている。
ニオイが気になってしまう人は、こうした体質の変化などを含めて医師や専門家に相談しながら、適切なケアを検討してみるといいだろう。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象:全国20代~60代男女1666名