新幹線に乗らなくてもOK!東京で食べられるご当地ラーメンベスト3!
サラリーマンをやっていると、仕事を名目にしたいろいろな「お楽しみ」があることは、皆さんご存知の通り。その大きなひとつは、「出張」ではないだろうか。仕事仕事、と家族に言い訳をしながら、遠い街に一泊する。旅の恥はかき捨てとばかり、ついついハメを外して遊びたくなるのが人情。旨い酒をたらふく飲んだあとは、夜の街に繰り出し、そしてご当地のラーメンでシメる。
しかしこのご時世、景気はボチボチとはいえ、自由に経費を使える時代でもない。しかも、メールやスマホの普及したせいで、その場に行かなくても済む仕事がほとんどだ。せめて、日々変わらない光景に、すこしばかりの彩りが欲しい!今回は、そんな気分のときに食べるとちょっとした旅行気分を味わえる、ご当地ラーメンを紹介したい。
画像をもっと見る■ シメのラーメンといえばやっぱり博多!中洲気分を銀座で味わう
出張になって嬉しいのはすすきのや中洲、といった繁華街。とくに中洲は、そのコンパクトにまとまった歓楽街と、日本三大ラーメンとも言われる長浜ラーメンで人気の街だ。その本場長浜ラーメンが味わえるのがここ、「博多長浜屋台 やまちゃん 銀座店」だ。
本店は中洲や天神にあり、そこはカルビ焼きや旬の魚、ホルモン料理などが食べられる居酒屋。残念ながらここ銀座では料理は食べられないが、ラーメンは本店とほぼ同じものを食べることができる。東京にもとんこつラーメンは数あれど、ここのスープのコクは絶品。薄く張った脂の膜の下に眠る熱々のスープをすすれば、中洲の喧騒が聞こえてくる様な気分になってくる。勿論、替え玉も必須だ。
住所:東京都中央区銀座3-11-10 月~土:11時~翌4時(ランチタイム11時~15時)
日:11時~20時(ランチタイム11時~15時)/祝:11時~23時(ランチタイム11時~15時)
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■ 電気とオタクの聖地に、米どころ新潟のラーメンが?
外国人観光客からメイドまで、ありとあらゆる不思議があつまる人種の坩堝、アキバこと秋葉原。ここで味わえるのは、日本の米どころ、新潟のラーメンだ。
この「青島食堂」の本店は、新潟県長岡市にある。まだあまり知られていない長岡ラーメンを出すこのお店、昼時には行列ができる人気ぶりだ。その特徴は、一見、ごくふつうの中華麺に見えるが、黒いスープの奥に隠された、生姜風味にある。生姜醤油が、新潟の豪雪に負けない暖かさを与えてくれるのだ。東京も寒さを増す、これからの季節にぴったりのラーメンと言えるのではないか。
住所:東京都千代田区神田佐久間町3-20-1 11時~18時(火曜定休)
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■ 名古屋からやってきたラーメン!最新ブームは東新宿にあり!
名古屋には、あんかけスパゲティなど、「名古屋めし」と言われる独特の文化がある。そしていま一番ホットなラーメンのひとつ、と言えるのが、その名古屋からやってきた「台湾まぜそば」である。
1970年ごろ、中華料理店のまかないとして生まれた、と言われており、その味もピリリとホットでボリューム満点。具は唐辛子と炒めた豚挽肉、その上に卵黄が乗る。ニラやネギ、刻み海苔、魚粉などと、タレを絡みやすくするために湯切りの時にあえて傷を付けた太麺を混ぜ、ジャンクな味わいを頬張る。最後に「追い飯」と言われるライスを入れてそれも掻きこむ。ここ最近、東京にもいくつかの店舗がオープンし、名古屋に行かずとも食べられる様になった、今年を代表するラーメン界のニューウェーブだ。
この夏、名古屋でその代表格とされる人気店「麺屋はなび」が、東新宿に支店を出し、瞬く間に開店と同時に行列ができる人気店となった。
丼に盛られた具を、真ん中の黄身から箸をつきたて、豪快に混ぜ、そして掻き込めば、今まで食べたことのない未知のラーメンが口と胃を満足させてくれる。途中で自家製の昆布酢を淹れて味変を楽しもう。
もちろん最後は「追い飯」を発注。やってくる一口サイズのライスを混ぜて、一度で二度美味しい台湾まぜそばを心ゆくまで味わえば、たとえ気分がふさぎこんでいても、シャチホコの様にそそり立つはずだ。
住所:東京都新宿区大久保2-8-16 コスモビル1F
11時半~14時 18時〜21時半(土・日:11時~14時/月曜定休)
わざわざ新幹線に乗らなくても、東京は日本一、いや世界一の食の都だ。気分だけでも、一杯のラーメンで大いに出張気分を満喫しよう。
(取材・文/しらべぇラーメン取材班・ドラゴン=サン)