あらゆる風俗のネーミングを冷静に和訳してみた 【黒田勇樹の妄想的語源しらべぇ】
風俗を冷静に和訳してみた
子役から芸能界にいたこともあり、襟元正しく生きてきました。
ですが、25才の時に「このままじゃダメだ」と、急に思い立ち、名前を知っている限りの風俗店を網羅したことがある俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。飲尿で、ギブでした。
このコラムでは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べ、妄想をふくらませていこうと思います。
①ファッションヘルス
もしも、日本の文化を知らない人がこの言葉を聞いたら、何を思い浮かべるでしょうか? 直訳すると「流行」の「健康」。そう、「世田谷生まれのグルコサミン」です。
今流行りの健康といえば、世田谷生まれのグルコサミン。初回限定価格などと併記してあれば、もうこれはグルコサミンしか思い浮かびません。
デリバリーヘルスも直訳すれば「健康をお届け」。つまり、世田谷生まれのグルコサミンです。関節に不安のある老人のところへ、えっちなお姉さんが届いたら、さいあく死にます。
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②イメージクラブ
©iStock/tatchai
では、イメージクラブはどうでしょうか? 「棍棒(こんぼう)の画像」もしくは「カニの画像」と訳せます。
本来コスプレなどをしながら、シチュエーションに合わせてプレイを進めるタイプの風俗店を指しますが、どんなに優しく直訳しても「画像の会」。写真部のことです。
この写真部のヤツらは、カニや棍棒の画像で、どんなプレイをするつもりなのでしょうか? 想像力をかき立てます。
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③ピンクサロン
最後に、ピンクサロン。サロンは色々な意味で使われていますが、もっともシンプルな訳し方をすると「奥座敷」。「親しい知人をもてなす場所」という、意味になります。
桃色の、親しい知人をもてなす場所。
今までのなかで最も「風俗っぽいネーミング」ですが、実際は、初対面で全裸の女性に、店に入った途端、アレをおクチでアレされるという真逆のおもてなしを受けることになります。
オリンピックに向けて、日本の性風俗が大きく変わろうとしているとのことですが、観光客に誤解を招かないよう、ネーミングも今いちど見直してみてはいかがでしょうか?
(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹)
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)