【現地レポ】LINEが浸透していないアメリカの大学生が使う連絡用アプリって?

2015/10/11 19:00


sirabee1008amerika©iStock /Rawpixel Ltd

職場の同僚、合コンで知り合ったメンバー、そして学生たちも、仲間内でメッセージをやりとりするとき、日本で真っ先に使われるアプリの定番といえばLINEだろう。

しかし、記者が留学している米国の大学生がLINEを使っている光景は、ほぼ見られない。そこで、米国でよく使われるメッセージアプリ3つを紹介しよう。


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①比較的多いのが「 Facebookメッセンジャー」

しらべぇ0927フェイスブック
Facebookのメッセージでグループを作って、そこで連絡のやりとりをするのは日本でもよく見られるが、アメリカの大学でもかなり頻繁に使われている。

Facebookアカウントからメッセージを送信するため、そのグループのメンバーへ友達申請ができ、交流がしやすいのも特徴だ。


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②ちょっとアナログ「グループMMS」

しらべぇ0927メッセージ
アメリカには携帯のメールアドレスという概念がなく、iPhoneでいう「メッセージ」のアプリから電話番号を使っての連絡も多い。英語では「Text」すると言われる。

グループMMSというのは、メッセージアプリを使い電話番号でグループを形成するもの。特別な便利な機能があるというわけではなく、ただメッセージのやりとりしかできない

アメリカにはITの聖地、シリコンバレーがあることからITが発達しているという印象をしばしば受けるが、電話番号がベースで使われるというアナログな一面もある。


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③ 予定調整に便利「グループミー」

しらべぇ0927グループミイ
こちらもグループMMSと同じく、電話番号をもとにアプリ上でグループを作り、メッセージのやりとりができるアプリ。

グループMMSとの違いは、写真やドキュメントの共有ができたり、カレンダー機能があったりする点。グループで集まる日、また授業で課題の期限、発表の日時をグループで確認したいときに便利だ。


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■LINEのような定番がない

日本ではLINEが個人間はもちろん、グループ間での連絡の定番となりつつあるが、アメリカの大学生の間ではこれといった「定番」と呼べる連絡アプリはないようだ。

グループの誰かが「Textで連絡をやりとりしよう」「GroupMeは知っている? これでみんな連絡取り合おう」となればその場で電話番号の交換が始まる。その場の雰囲気と、グループを作るリーダーの好みに大きく左右される印象である。

このように様々なアプリが混在しているのも、流行に左右されないアメリカ人の国民性が現れているのかもしれない。

(文/しらべぇ編集部・yuki abe

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