【驚きの生態】医学生ってどんな人たち? 現役医学生が徹底解説!
日本全国の医学部に通う大学生はおよそ4万5000人。日本の総人口が約1億2000万人、大学生は約285万人ですから、医学生というのは相当珍しい生き物ということになります。今回は、珍しさゆえに謎に包まれたお医者さんの卵、医学生の特徴を、現役医学生である筆者がご紹介します。
1.やたら年上が多い!3浪まではヤング
医学部受験のハードルの高さのため、1浪、2浪は当たり前。また、他の学部を卒業してから、社会人を経験してから「やっぱり医者になろう!」と一念発起して入学してくる人もそれなりにいます。入学式の日に、18歳のピチピチ大学一年生と一緒に、アラサー学生がちらほらいるのは、医学部ならではかもしれません。
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2.男子が圧倒的に多い、女子の立場は・・・。
男子学生の割合が学年の8割以上という大学も。大学受験で物理を選択しなければならない医学部もあるので、理系男子が受かりやすいからかもしれません。グループ実習では紅一点のことが多いので、女子は男子を従えて強くなるか、存在を無視されるか、どちらもむなしく二極化します。
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3.大半の生徒が「医学部部活」に入る
普通の大学生は、サークルに入って、バイトして、飲み会に行く・・・というような生活を送るかと思いますが、大半の医学生は真逆! 部活中心の大学生活です。年に一度東医体(とういたい)や西医体(にしいたい)と呼ばれるスポーツ大会で良い成績を残すべく、朝練や放課後の厳しい練習に取り組みます。ジャージで登校する生徒も少なくないです。
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4.勉強が大変! 一夜漬けの通用しないテストたちが医学生を襲撃
生化学、生理学、薬理学・・・。「生」か「理」がつけば何でもいいのかとツッコミたくなりそうな科目名の授業が、それぞれに膨大な範囲のテストを課してきます。一度のテスト範囲が100ページを超えることなんてざら。睡眠時間を削って、200個以上のヒトの骨の名前を一気に日本語と英語で覚えたり・・・疲れすぎて医者になる前に患者になってしまうよ…と先生方に物申したいときも。
でも、これも将来医者として患者さんを救うため、あきらめて勉強に打ち込みます。
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5.現役合格でも卒業するときには24歳! 女子生徒の焦り
6年制の学部なので、社会にでるのが遅くなります。そのため、女子生徒の結婚、出産への焦りは半端なものではありません。医学部の女子が3人集まれば、いつ結婚しようか、そもそもできるのか、指折り年齢を計算しだす始末。卒業して医者になれば婚活している暇もないらしく、「学生のうちに結婚相手を見つけておけ!」というお節介を筆者はもう1000回は聞きました。
いかがでしたか? 医学生の特殊な生態について少しでも興味を持ってもらえたら、嬉しいです。
(文/しらべぇ北海道支部)