世界できっと私しか使わない褒め言葉たち【成瀬心美の嫌よ嫌よも愛のうち】
みなさんこんにちは、成瀬心美です!
西野カナ様が大好きなわたしですが、カナ様の良さを誰かに伝えるとき、よくこんな言葉を使ってしまいます。
「はーもう可愛すぎておかしくなる ほんっっとエグすぎてゲロ吐きそう…」
あれ、こうして文字にすると汚いな…。
いや、あれですよ、カナ様が気持ち悪いなんてことは一切ないですよもちろん!!! ただ単にわたしの表現がおかしいだけなんです。「こないだのFNS歌謡祭、カナ様がかわいすぎて丼27杯いけた…」とか、「カナ様のライブ、まじ神すぎた!!! 良すぎて白目で泡吹いた…」なんていう風にも言ってしまいます。
要は、あまりにもカナ様が素晴らしすぎて、その素晴らしさに息をのみ、胸が苦しくなる……そんな状態を、こんな感じの言葉たちで表現してるというわけです。こないだの大阪城ホールでのライブも、当然かわいくて綺麗で目玉がこぼれ落ちました!
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さて、いつの間にか染み付いてしまったこれら独特な表現ですが、わたしはそもそも、感情表現を普通に言うことができないようです。たとえば、「恥ずかしい」っていうときは「隠れたい」とか「消えたい」って言うのがデフォルトになっちゃってますから…。
なんでそうなっちゃうかっていうと、単純にそういう変わった表現が好きなんだなってことに最近気づきました。「なんだ? その表現」って言われるような表現が好きなんです。なかでも特に、悪口においては!
たとえば、こないだ仲良しの友達と遊んでいて、ちょっとしたじゃれ合いで「あんたウザい」って言うときに「あんたのウザさ、ギネス級だな!」って友達が言っていたのを聞いて、「なんて究極な悪口なんだ!!!」って衝撃を受けました。
ギネス級……世界一って言葉より、なんかグッときたんです。
そもそも悪口は良くないですが、この言葉、そこにちょっとしたユーモアが存在して、なんか悪口が悪口に聞こえなくなりませんか?
そして、別の日のテレビ収録のとき、「目細すぎ!」ってことを言おうとした方が、「あんたの目、ちょっと肛門みたいだよね」と言っていて、もう訳わかんなくて笑ってしまいました。ごめんなさい…。ただこれを聞いたとき、言った人に対して「悪口の天才だなぁこの人」と感心してしまった次第です。全然、イヤな気はしなかったです。
悪口って、なんだか本人はもちろんだけど、近くで聞いてるほうもイヤな気分になりますよね。でも、なんかニコニコ笑いながらユーモアの混ざったこの言葉を発するその方に、「凄い思考の人だ…」と、ただただびっくりしたんです!
悪口は、相手が傷ついてしまったら最低な行為ですが、仲の良い相手だからこそ、悪口風のじゃれ合いが楽しかったりしますよね。言う側も受ける側もユーモアを大切にしていれば、悪口に思える内容だって笑いに変わるわけです。
だから、わたしが今後「ゲロ吐きそう」と言ったりツイートしたりしたときには、ぜひぜひ「また成瀬が変なこと言ってるわ」と笑ってやってください! あくまで、ユーモアなので。でも、よっぽど興奮しない限りツイッターでは言わないので、安心してください! お食事中の方がいたら大変なのでね!
(文/成瀬心美)