直木賞作家・志茂田景樹(75)がラッパーになってた? 観客の反応は意外にも…
直木賞作家の志茂田景樹さんがラップ歌手に!?
直木賞作家の志茂田景樹氏といえば、奇抜な服装で有名な存在。1990年から数年にわたって『笑っていいとも』にも出演し、世間をそのファッションで驚愕させた。
番組では、とぼけたリアクションと、はずれた音程の歌唱を披露していた。
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■その後の志茂田氏は?
その後の志茂田景樹氏はどうしていたのだろうか。 数年前からツイッターで人生相談をつぶやきはじめ、フォロワー数はおよそ27万人。 出版した書籍は、絵本なども含め500種類もの作品数を超えた。
ライフワークの読み聞かせは、全国津々浦々に出向き、1,800回を超え、東日本大震災の被災地にも足しげく通っている。
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■志茂田氏がラップをするというクラブへ
志茂田氏がラップを披露する予定のイベントに向かう。サブカル系の雑誌の創刊記念イベントで、20代から40代までの客が、200名ほど集まっている。
志茂田氏のラップを始める前に、まず解説が始まった。 最近、「画像のスパムに苦労した話」である。
ある日、ネットを検索していたら、『リンチ』というサイトにぶつかった。 最近の女子高生いじめはどうなっているか、気になりクリックする。 画面には、「認証しますか?」と表示されている。
志茂田氏は、丁寧だな、と思い、迷わずクリックする。 アカウントを乗っ取られたTwitterの画面に、卑猥な画像が何十枚も続き慌てらしい。すぐに知人に協力してもらい、数時間で解決した
今回のラップの歌詞は、そのときの想いを込めた。 タイトルは、「シャラップ!シャラップ!ええじゃないか」。
「俺のスマホがおかしいぞ。待ち受け画面にヘビが出る。(途中、省略)彼女の画像、どこ行った? シャラップ、シャラップ、シャラップ、ええじゃないかー!」
独特のリズム感は、健在だった。
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■観客の反応は?
3曲ほどラップが披露される途中、志茂田氏は歌詞を忘れるというハプニングがあった。 志茂田氏は、体を回転させながら、歌い始める。
「歌詞が飛ぶ時もあるけど、集まってくれた皆さんを楽しませたいから、僕は慌てず、騒がず、差し替える」と、長い解説をなぜかラップに乗せると、会場は爆笑の渦。 観客に、感想をたずねてみた。
・「すごく面白かった。最初は、どきもを抜かれた」(40代男性)
・「歌詞が直球だから、入ってきた」(20代女性)
・「なんだろう。すごかった。新しい」(20代女性)
・「意外とエンターテイメントになっていた」(30代男性)
30分の持ち時間が終わると、あざやかな服装で颯爽と帰って行った。
まぎれもなく、一人のラッパーになっていた志茂田景樹氏。 次回の開催予定は、氏のTwitterで告知されるそうだ。