【寝つきが悪い人必見】深呼吸が入眠に抜群の効果を発揮する! その正しい方法とは?
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せっかくベッドに入ったのに、なかなか寝つけず気持ちばかりが焦る……そんな経験ありませんか?
ベッドに入ってから実際に寝つくまでの時間を「入眠潜時」と呼んでいますが、この時間は大体15分程度が一般的といわれています。しかし、慢性的に寝つくまでの時間が長い人の場合、「入眠障害」という一種の睡眠障害にかかってしまっている可能性が考えられるのです。
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なかなか寝つけない原因としては、就寝前ギリギリまでのパソコンやスマホの利用、夜食、遅い時間のハードな運動、仕事などのストレスやプレッシャー等、さまざまなものが考えられます。
また、就寝前に1日を振り返り、“ひとり反省会”を行うことで気分が落ち込み眠れなくなるといったお声が多いことも事実です。
夜は、日中働き続けた大脳が著しく疲れており、ただでさえ冷静な判断が難しかったり思考がネガティブなほうに傾きやすくなったりしてしまう時間帯。就寝前は意識的に明るいことを想像したり考えたりすることが重要なのです。
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さて、その際に是非とも取り入れていただきたい習慣が、「深呼吸」。とても簡単なうえに、出張先や旅先でも身ひとつで気軽にでき、さらに効果が抜群なところが深呼吸の最大の魅力といえるでしょう。
まずは軽く目を閉じ、両手をお腹のおへそから指3本分くらい下のところに置いたら、ゆっくり5秒間かけて鼻から吸い、6秒間かけて口から吐き切ります。
吸うときはプラスの気を吸い込むような、そして吐くときにはマイナスのものを体内から出してデトックスするようなイメージを頭に描きながらゆっくりと行ってくださいね。深呼吸を繰り返しているとリラックスモードの副交感神経が優位になり、体を眠りのモードへとシフトしてくれます。
就寝前になったら、自分の心が安らぐまで繰り返し深呼吸を行う習慣をつけましょう!
(文/睡眠コンサルタント・友野なお)