内定とれたら即引退! ガチ現役就活アイドル「キチョハナカンシャ」とは?
双子でタレント活動をしています、奈津子と亜希子です。
解禁時期の前倒しが叫ばれるなど、何かと混乱が起こる大学生の就職活動。そんななか 「本気で内定を目指す!」というコンセプトのもと新しいアイドルグループが誕生しました。その名は、“キチョハナカンシャ”。
会社説明会などで就活生たちから発せられるセリフ、
「貴重なお話ありがとうございました!」
の略語をそのままグループ名にしたもので、メンバーは再来年度に大学を卒業する予定の5名。
左から、ともえ、まりか、さや、ゆり、あみ。クラウチングスタートが、彼女たちの決めポーズです。リクルートスーツから伸びるフレッシュな美脚が、ま、まぶしい…!
※画像は「キチョハナカンシャオフィシャルサイト」のスクリーンショットです
彼女たちは、リアル就活生。アイドル活動と平行しながら実際に説明会やセミナーなどに出席し、そこで体験した就活の様子を赤裸々に発信・共有していくといいます。
今までにないコンセプトに、私たち双子も元アイドルとしての血が騒ぎ取材へ!
画像をもっと見る
◆スーツからのぞく太ももがセクシー
10月30日にJOYSOUND品川港南口店で行われた「うたスキミュージックポスト配信リリ ースパーティ」。
同イベントがお披露目ライブとなるため、本番前の楽屋ではメンバーの皆さんが緊張した面持ちでスタンバイ。いざ、インタビュー!
――なぜ就活アイドルになったんですか?
さや:「アナウンサー志望なので、カメラテストとか自己PRの対策にも繋がると思ったんです」
ゆり:「IT・広告系志望なので、でる側とつくる側の両方を経験してみたくて飛び込みました!」
ともえ:「人前にでるのが苦手なので、社会人になる前に克服できるきっかけになればと思って加入しました!」
――プロジェクトが始動してみて、いかがですか?
まりか:「キャビンアテンダント志望のわたしは、今までずっと自分の“強み”が分からなくて…。でも、この活動が自己分析にも役立っています。朝から晩まで就活の準備やダン ス練習を必死にしている姿をみて、両親も応援してくれてます!」
あみ:「元々アイドルが大好きなのですが、プロデュースする側もやってみたいと思うようになりました。この活動が面接のときに自己PRのひとつのアピールポイントになればいいなと思います」
今後、グループの目標としては、活動のコンセプトである“内定を取ること”以外では、
・グループのユニークさだけに頼らないパフォーマンスの充実化
・初代メンバーが引退しても後輩たちが加入したくなるような土台づくり
などを目指しているとのこと。
関連記事:霜降りから赤身の短角牛まで!肉バカ研究家が「お取り寄せ肉」の最適解を検証
◆アイドル、でも就活生! 共通点がいっぱい!?
マスコミからの取材が増えるにつれてメンバーたちのトークスキルがどんどん上がってきて驚いている、と話すのはプロデューサーの赤津さん。
「彼女たち自身、“キチョハナ”デビューにあたり多くのスタッフさんと接する機会が増え 、それによって夢や目標に向けてのビジョンが明確になっているように思います。面接対策にも繋がると思うので、それは嬉しいですね」
ふむふむ…。インタビューをしていると、アイドル活動を3年半していた私たち双子(元 SDN48)も、“就職活動”と“アイドル業務”では共通点が多いなと感じます。
・自己分析が必要不可欠な点(他者とかぶらないキャラ作り、自己PR)
・選抜されなくても(不合格でも)めげないガッツの育成
・自分が志望するポジションと需要のあるポジションが必ずしも一致するわけではない点
・人脈作り(インターン的なもの)
このような点です。
ともすれば自分に自信を失くしてしまいそうな不安定な時期に、同じ立場からエールを送ってくれる存在はかなりありがたいですよね!
関連記事:【新作おっさん続々入荷中】1時間千円の「おっさんレンタル」をまたまた体験してみた
◆ライブスタート!
ライブ本番。レッドカーペットの上を勢い良く走り抜けてきたメンバーの皆さんがステー ジ上に揃うと、会場からは「待ってました」と言わんばかりの拍手が!
デビューして間もないのに、ファンの方々からの歓声も凄い! デビュー曲の『すすめっ!就活ガール』 がスタートします。
アップテンポなリズムに「ナチュラルメイクに黒髪束ねて、ビルの谷間抜け」、「彼氏とのデートもしばらくおあずけ、ひざ丈の青春こんなもんかな」、「笑われてもディスられても振り向かず進むんだ」など、就職活動にまつわるエピソードがたっぷりの歌詞 。
一度聞いたら忘れられません。
顔つきは、既にアイドルそのもの。振り付けもなんともキャッチーで可愛らしいです。 リアル就活アイドル“キチョハナカンシャ”。
可愛らしく一生懸命、ひたむきに二足のわらじをはく彼女たち。これからますます目が離せません!
(文/奈津子・亜希子)