スペイン男は「世界の恋人」？情熱の国で飛び交うイケメン表現が熱い！

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伊達男の代名詞とも言える「イタリア人」。その影に隠れてはいるが、同じラテン系のスペイン男もグローバルに女性を悦ばせている。

実際2009年に、20カ国15,000人の女性を対象に実施された「一夜を共にしたい男性」というアンケートでは、強豪イタリアを抑え、スペインが堂々の1位に輝いた。

「世界の恋人」スペイン男をどう捉えているのか、地元スペインの女性たちに話を聞くと「スペイン男は保守的で嫌」という辛辣な意見が多い。

しかし同時に、彼らの「見た目の良さ」は充分に堪能しているフシも見受けられる。しかもそのイケメン表現がとても独特なのだ。まさに情熱のほとばしりを感じるいくつかの表現をご紹介しよう。

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①「彼って列車みたい！」

Esta como un tren. （エスタ コモ ウン トレン）

画像出典：Wikipedia

これはスペインでは頻出のイケメン表現である。なぜ列車なのか？と何人かのスペイン女子に問うてみたが、みんな一様に「だって列車は『ブォンッ！』でしょ」となんだかよくわからないことばかり。

しかし、スペインの高速列車AVEしかり、日本が誇る新幹線しかり、風を巻き上げ走り去るスピード感にはついつい魅せられるのも確か。

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②「見て！あの日焼けした身体！」

Ole! Tu Cuerpo Moreno! （オッレ！トゥ クエポ モレノ！）

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これを言ってる時のスペイン女子の力強いこと！巻き舌の「オッレ！」という掛け声と共に、OKの形にした手を額の辺りに上げ、ゆっくり降ろしながらジェスチャー付きのフレーズだ。

日焼けした〜という部分から、いかにもマスキュリンな男性像を思い浮かべるが、なんと理系の青っちょろい男子相手にでも言うとのこと。

「恋は盲目」とはよく言ったもの。情熱のマジックは、どんな色白男子も、日に焼けた肌を露わにした精悍な男に変身させてしまうようだ。

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③「彼は大砲よ！」

Esta cañón! （エスタ カニョン！）

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これは列車より分かりやすい。これこそ「ブォンッ！」である。どんなに高く厚く築いた貞操も、イケメンの放つ大砲で突撃されたら、女子はただそれがくずれていく様を黙って見てるしか術はない。これが恋のはじまりだ。

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■日本語だって難解！　「水もしたたるいい男」って…

ちなみに、日本でいい男をどう表現するのか聞かれて、ひねり出したのが「水もしたたるいい男」。説明するのに大変な苦労を強いられた。いい男に水がしたたる様子など見たことがあるだろうか？

「日本では、いい男は水をポタポタ滴らせます」などとしどろもどろしていたら「なんの水？」と当然の質問…なんの水なのだろうか？

イケメンはひとつの観光資源。スペインに行ったら、サグラダ・ファミリアやプラド美術館と同様に、地元の男性もしっかり鑑賞してみてほしい。

さらに一歩進んだ大人のスペイン旅行を楽しみたいのなら、今回あげたようなフレーズを適材適所に取り入れてみる手も。 ただし、実行する際は「泣かされた女性も数知れず」と肝に銘じておくように。

（取材・文／しらべぇ編集部・フクダかづこ）