子育てとは子供の脳を成長させてやることだ!【溜池ゴロー、子育てこそ男の生き甲斐】
先日、息子が11歳の誕生日を迎えた。誕生日を祝いながら、「いよいよ息子も10代の少年として青春時代の幕開けがきたのだ」という思いで、胸がいっぱいになると同時に……
「息子の人生、そしてワシら夫婦の子育ても、次の段階に入ったのだ。これからの10年で息子の人生の方向性がほぼ決まるのだろう」というちょっとした緊張感さえ感じてしまった。
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■子どもの成長段階
子供の脳みその成長には、0歳から18歳までにいくつかの段階があり、その段階ごとに成長の方向や度合いが変わっていくらしい。
つまり、人間の脳みそは、生まれてすぐに各段階ごとの「臨界点」を経ながら成長していき、18歳でほぼ完成するという。
そして、ワシが読んだ何十冊もの子育て本や教育本に書かれてあった「脳の成長における臨界点と各段階で何が最重要か」をワシなりに分析してみると…… ……ざっくり書くと、だいたいこんな感じだと思われる。つまりワシの息子の脳みその成長段階は、第4段階に入ったということなので、これからは、より主体的に考え行動させることが息子には大事な時期である。
ワシは、息子が生まれてから今まで、この「臨界点」を意識して「子育て」をしてきたつもりだ。 なぜなら、成長時期に合わせ、成長しやすい方向に刺激を与えたほうが、脳の成長にとって効率が良いと思ったからだ。
世間に流れる子育て方法や、昔からの常識や、費用対効果などは考えず、ただただ効率良く脳が成長することだけを考え、子供に状況を与えてきた。
たとえば、第1段階(0歳〜2歳)で、子供にとって最も必要な親の行動は…… 「見つめる」 「微笑む」 「語りかける」 「ほめる」 「触れる」 「抱きしめる」 ……というふうに、ある脳科学本に書かれていた。
多くの教育本によれば……生まれてから幼少時代は、親の愛情を思いっきり浴びた方が、自己肯定感や独立心が強くなるというのだ。
そして、親からの愛情や触れ合いが、脳への良い刺激となって、脳の成長を促すらしい。
なので当時ワシら夫婦は、生まれたばかりの息子に、いつも微笑み、まだ言葉が理解できない赤ん坊だった息子に赤ちゃん語ではなく普通の言葉で語りかけ、褒めまくり、触りまくり、抱っこしまくりだった。 そんなワシらに、
とか、
とか、言ってくれる大人の方々もいた。 しかし、はっきり言って、彼らの言うことは間違いであると、ワシは思っている。
ワシの読んだ脳科学の本には「叩いて叱る」ことや「抱っこしない」ことがいかに幼少時の子供に良くないかが書かれてあった。 彼らの言う「昔の常識」は、何の裏付けもない、誰かが勝手につくったことである。
ワシら夫婦は、彼らの言葉には耳を貸さずに、赤ん坊の息子を思いっきり甘やかし、抱っこしまくっていた。 そのせいかどうかはわからんが、現在の息子は、独立心と冒険心が強い子供になっている。
現代は、脳科学の進歩により、こういった「子供の脳の発達」に関することは、昔に比べ、どんどん解明されてきているのだ。
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■納得ができる「常識」を取り入れるべし
ワシら夫婦は「昔からある子育ての常識」は、なるべく捨て去り、脳科学の本や教育本を多数読み比べ、納得できる方法だけ取り入れることにしていた。
いざ子供ができるという時期に、どうやって育てれば良いのか分からないワシは、片っ端から子育て本や教育本を読みあさった。
結局ワシは、息子が生まれる直前から数年の間に、子育て本、教育本、脳科学本など、合わせて100冊くらい読んだかもしれん。
当時、妻のお腹の中にいる子供が「息子(男)」であると分かってから、ワシは毎日のように本屋を見つけては、子育て本をあさり続けていた…… こうやって、立派な「親バカ」ができあがりましたとさ(笑) 今回は、以上。
(文/溜池ゴロー)