【おでんの季節】1本70円から!下北沢で「味噌だれ静岡おでん」を楽しむ
日に日に寒さも増す今日この頃。そろそろ、おでんが恋しくなってきていないだろうか?
おでんは、関西では「関東煮(かんとだき)」とも呼ばれ、関東と関西で味付けが異なる。醤油色の濃い関東風の出汁に対して、関西風の出汁は色が薄くてやや甘め。
しかし、その中間の静岡県には、独特なおでん文化が発達しているのだ。
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■下北沢で本格的な静岡おでんが味わえる!
地元では「しぞーかおでん」と呼ばれる静岡おでん。最近は東京でも食べられる店が増えているが、取材班が向かった先は、下北沢にあるおでん屋「EXCELLO しずおか屋」。本多劇場の向かいにあるお店だ。
こじんまりとした、家庭的な雰囲気の店内。店内には60~70年代を中心とした古い洋楽が流れている。
おでん屋なのに中古レコードが売られているところも、下北沢らしい。
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■おでんはセルフ式!
このお店ではおでんは、自分で席を立ち、好きな具を選んで皿に入れる、いわばセルフ式。東京では珍しいが、おやつとして食べるほどおでんが浸透した静岡では、ごく一般的なスタイルらしい。
黒い出汁の中、煮込まれるおでんたち。開店間もない時間でも、すでにいい煮え具合だ。
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■味噌だれ、だし粉、青のりをかけて食べるのが静岡流
ほおばると、しみ込んだ出汁が一気にあふれ出す。味噌だれ・青のり・だし粉という不思議なトッピングも、やみつきになること請け合いだ。
しかも、おでんは一本70円からという安さ。コンビニよりも安い価格で本格的な静岡おでんが味わえる。
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■静岡おでん名物「黒はんぺん」
静岡おでんならではのメニューといえば、「黒はんぺん」。一般的な真っ白いはんぺんとは違い、静岡おでんではいわしやさばの練り物のこと。
骨まで丸ごと使用されているため、ざらざらした触感で、つみれに似ている。
寒い夜、温もりが恋しくなったときは、「1本70円」の世界に足を運んでみては?
【EXCELLO しずおか屋】
東京都世田谷区北沢2-6-6 澤田ビル 2F
18:00~24:00(夜10時以降入店可)
日曜定休
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)