「配偶者と同じ墓に入りたくない」問題が深刻…もっとも多いのは20代男性
@iStock/Uko_Jesita
「もしも自分が死んだら、絶対旦那と同じ墓には入りたくない!」と、冗談交じりで言う人がいる。しかしながら、本気で配偶者と同じ墓はご免だと思っている人もいるようなのだ。
しらべぇ編集部では、全国の20代〜60代の既婚男女766名を対象に調査を実施した。
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■「墓は別居」派は約2割
「配偶者と同じ墓には入りたくない?」と聞いたところ、全体では2割の人が「同じ墓は嫌だ」と回答。男女別でみると、女性のほうが別の墓を望む人が多かった。
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■歳を重ねるほどすれ違う男女の思い
男女の年代別では、気持ちのすれ違いからか、さらに悲しい結果に…。
年齢を重ねるにつれ、夫は妻と生涯一緒に居たいと思う人が増えていくが、一方の女性は夫への不満が年々高まっているようなのだ。
それにしても、20代男性はどうしたことだろう。結婚してそれほど月日が経っていないであろうこの年代で、3割もの人が妻と同じ墓に入ることを拒否している、驚愕の数値に。
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■妻が夫とは別の墓に入りたいワケ
全体的には、妻のほうが夫と同じ墓に入りたくない割合が多かったが、その理由はなんだろうか? 生の声をご紹介しよう。
・ 夫への愛情がなくなっている
・ 姑との関係性が死後も続くのが嫌
・ 夫側の顔も知らない先祖代々の墓に入りたくない
・もしも自分が死んだら、また自分の親と一緒になりたい
夫への不満から、実の両親と同じ墓を希望する人まで、さまざまいるようだ。生前のしがらみなどを考えてしまうと、死後のことだからといっても我慢ならないこともあるのかも。
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■自分が入るお墓のことを考えてみよう
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本調査でもわかったように、配偶者と同じ墓に入りたくない人が一定数いるのが現実のようだ。妻の場合、結婚したからといって、必ずしも夫と同じ墓に入ることを強要されるわけではないとか。
そのためには、自分の生前に近親者に遺言のようなものを残しておいたり、自分の墓をしっかり準備しておくなど、手段もいくつかあるようだ。
埋葬の方法もさまざまあり、夫の実家と自分の実家の墓それぞれに分骨をするという手や、粉末化した遺骨を海上や山林に撒く「散骨」などの自然葬を望む人もいるらしい。
誰でもいつかは、墓に入る日が訪れる。真剣に考えるべきテーマだろう。
(文/しらべぇ編集部・chan-rie)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の既婚男女計766名