接客バイト経験者は接客業に就かない?さとり世代では顕著な違いも…
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学業以上にバイトに時間を費やす人も少なくない日本の大学生たち。
代表的なバイト先には居酒屋、コンビニなどの接客業のバイトがあるが、学生時代に接客バイトを経験した人は、就職しても接客業を選ぶ傾向にあるのだろうか?
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■「接客バイト⇒接客業」は25.0%にとどまる
接客バイトの経験のある全国20代~60代の男女424人にアンケート調査を行ったところ、「就職活動で接客業を志望した」と答えた人は、全体の25.0%にとどまった。
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■20代男性は接客業志望?
年代別調査では、大きな差が見られた。20代では3人に1人以上が「接客バイト⇒就活でも接客業を志望」というコースを選んでいたことが判明。
SNS世代と揶揄されることの多いさとり世代だが、意外にも生身の交流を一番大切にしている世代なのかもしれない。
また、すべての年代で男性が女性を上回った。新しいことにチャレンジするより、慣れ親しんだものを選ぶのは男性の傾向なのかもしれない。
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■接客業に就かなかった人に聞いてみると…
接客業を選ばなかった人にインタビューを実施してみると…
「クレーマーが嫌で志望しませんでした。バイトの時はクレーマー対応は社員の仕事だったから良かったけど、あれを自分でこなす気にはなれず…」(32歳女性・事務)
「人と話すのに向いてないと気づきました」(23歳女性・SE)
「動き回ったりするので、接客業は意外に疲れます。まあ、今営業の仕事してるんですけどね…」(25歳・男性)
バイトとはいえ、コミュニケーション能力等、接客業に求められる能力は多いようだ。
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■接客業に就いた人には就職難の影響が!?
一方、接客業に就いた人にもインタビューを行うと、近年の就活事情の厳しさが浮き彫りになる声が20代から多数寄せられた。
「内定もらったのがそこしかありませんでした。控えめな性格なので向いてたとは言えず…一年半で退職してしまいました」(25歳女性・元ケータイ販売店勤務)
「就活で苦しんでいた時に、バイト先の店長に『良かったらウチ来ない?』って言われて入社しました。僕と同じような人、きっと多いんじゃないかと思いますね」(27歳男性・アパレル勤務)
就活開始時期が前になったり後ろ倒しになったりと、混乱が続く就活前線。さとり世代は今後どんな業界を志望していくのか、注目される。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:接客バイトの経験のある全国20代~60代の男女424名