20代・30代に聞いた「あなたの徹夜本は?」 圧倒的人気のシリーズと作家とは?
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「続きが気になって睡眠時間を削ってしまった」といえば、昨今は海外ドラマの面白さを表現するときにしばしば言われることですが、古くから存在する“徹夜誘発剤”といえば、小説です。
次の日学校や仕事があって朝が早いのに……そう思いながらもページをめくる手が止められない。そんな小説との出会いは、たとえ翌日がつらくても人生において大切なものですよね。
ということで、「翌日学校や仕事があるのに続きが気になって徹夜で本を読んだことがある」という20代・30代の男性45名、女性90名に、その本は何だったのかを聞いてみました。
寄せられた声をもとに、20代・30代のみなさんの読書傾向をみていきましょう。
◆最も多かったのは…あのシリーズ!
20代・30代、そして男女問わず多くの人が挙げたのが、イギリスの作家J・K・ローリングによる『ハリー・ポッター』シリーズです。1997年に第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』(日本では1999年)が発売され、2000年代までに計7巻が出版されたこのシリーズ。
映画化もされ世界中で親しまれてきた同シリーズは、20代・30代では小学校~高校の学生時代に“初めての徹夜本”として読んだ人が少なくないようです。
そして、『指輪物語』や『ダレン・シャン』といった他のファンタジー作品の名前も複数寄せられています。
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◆30代女性のあいだで圧倒的人気な作家は…
30代女性のあいだで特に目立って名前が挙がった作家が、東野圭吾です。
『白夜行』、『容疑者Xの献身』、『パラレルワールド・ラブストーリー』、『さまよう刃』、『秘密』、『パラドックス13』、『禁断の魔術』、『トキオ』、『白銀ジャック』といった作品名が挙がっていますが、「東野圭吾の本は基本的に徹夜せざるをえない」(30代女性)といった声もあり、作品を問わず“眠らせない”作家であるといえるかもしれません。
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では、この他にその作品名が複数挙がった作家も紹介していきましょう。
20代から多かった伊坂幸太郎、30代から多かった宮部みゆき、女性票が目立った湊かなえ…。そして、京極夏彦、西村京太郎という名前も散見されます。やはり、ミステリーは世代を問わず強いようですね。
そして、毛色の異なるところでは、『電車男』を挙げる人も複数。これはまさに、世代といえるかもしれませんね。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国の20代・30男女計135名