【孤独のグルメ】登場メニュー「全242品」をジャンル分け
※画像はテレビ東京『孤独のグルメ』公式サイトのスクリーンショット
主人公の井之頭五郎を演じる松重豊の味のある演技、登場する料理などが話題を呼び人気を獲得。ちょうど視聴者の小腹が空いてくる深夜帯の放送ということから『飯テロ』と呼ばれ人気を博し、Season5の第7話は過去最高視聴率の5%にまで及んだ。
関東のみならず地方に足を運び、時には海の外にまで飛び出して美食を堪能している五郎は、これまでに様々なジャンルの料理を口にしてきたが、そこに傾向は見られるのだろうか。
■ジャンル別ランキングの結果は…!
五郎は今までにどんな料理を味わってきたのか。しらべぇ編集部はSeason1からSeason4、そしてスペシャル番組までに出てきたメニュー全242品をジャンル別に分けてその割合を調べてみた。
その結果、和食が圧倒的な割合を占めて1位となり、スイーツ、洋食、中華と定番のジャンルが続いた。
本作品は日本での物語なので必然的な結果とも言えるが、五郎が白米を強く好んでいるという性格も影響しているだろう。作中でも味の濃いオカズが出てくると、和食でなくとも白米を欲するシーンがある。
また、スイーツの多さにも注目したい。Season2からSeason3にかけては、メインとなる食事の前にどこかの店に寄っては甘味を食べる場面が多く見られた。
順序が誤っているように思えるが、こういった計画性の無い自由な雰囲気が『孤独のグルメ』の醍醐味とも言える。
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■一年中食べ盛り、五郎の人並み外れた食事量
ドラマ版『孤独のグルメ』では時として五郎のすさまじい食事量が視聴者の間で話題になることがある。
全49話で食べているのは、一話につき平均4.9品。メニューにもよるが一般的な成人中年男性ひとりの食事量にしては結構な数字だといえよう。
Season2の第9話、Season4の第2話では最大で9品を注文している。Season3では立ち飲み居酒屋に入って3品を食べた後、いわし料理店へとハシゴしてさらに5品を食べているのだ。
とはいえ何品頼もうと残すことなく最後まで美味しそうに食べる五郎の姿に、視聴者の食欲はさらに刺激される。本当に本人が全部食べているわけではないとはいえ、大食漢を演じる松重豊の役者魂にも注目だ。
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■胃袋に国境なし!
今回の調査では和食が目立つ結果となったが、五郎の胃袋に国境や好き嫌いは見当たらない。
作中では西アジア料理と言った変わり種も攻めているのに加え、今回は集計外ではあったが、Season5の第8話では日本に一軒しか専門店が存在しないブータン料理というマイナーなジャンルにも食指を動かし、五郎の美食への強い探究心が垣間見られた。
今後、五郎がどのようなジャンルに手を伸ばすかにも目を配りたいところだ。
(文/しらべぇ編集部・星井七億)