恋人が内緒で性病検査を受けてる? 愛ゆえに言えない人も…
アメリカの人気俳優チャーリー・シーンさんがHIV感染を公表したことを受けて、しらべぇでも調査を実施その結果、「性病検査」へ若者が前向きになりきれない理由が判明しました
©iStock.com/ jarun011
アメリカの人気俳優チャーリー・シーン(50)が先月17日にHIVウイルスに感染していたことを公表。元婚約者の女性が「感染を知らされずに性交渉を持った」として提訴するなど、事態が泥沼化している。
もし、チャーリー・シーンが感染を知っていながら性交渉を持っていたのが事実なら、アメリカでは州の法律によっては罪に問われるようだが、海の向こうの話のせいか、日本の人々にはあまり自分事として受け入れられていないようだ。
しかし、どうやらそうも言ってられないようなデータが。「パートナーが自分に内緒で性病の検査を受けている」ことがあるようなのだ。
画像をもっと見る
■恋人に内緒で性病検査を受けた20代は10%!
しらべぇが全国20代~60代の男女1371人にアンケート調査を行ったところ、全体の6.2%が「恋人に内緒で性病検査を受けたことがある」と回答。
年代別調査では、20代の10%、30代の9%が「ある」と答えた。自分が感染していなくても、パートナーが感染している可能性もあるのが性病の怖さ。あなたのパートナーも、なんらかの理由であなたに黙って性病検査を受けている可能性もある。
関連記事:【誤った性知識】エッチ原因はわずか5%!カンジダ症にかかる本当の原因とは?
■恋人に「話せないワケ」とは?
なぜ「内緒」に受けるのだろうか。該当者に話を伺うと…
「一夜の過ちで浮気をしてしまい、痛みが出て検査へ。到底彼女に言えるわけもなく、治るまで黙ってた。体調が悪いと嘘をつき続けて治るまでセックスも避けた。でも、なんとなく勘づかれていたような気はしている」(20代・男性)
「彼女ができる前、よく風俗店に行っていた。付き合い始めてから行くのやめたし、症状もなかったけど、『もしうつしたら』と思うと怖くなってひとりで検査に行った。過去の風俗通いは彼女には知られてないので、検査のことも話せなかった」(20代・男性)
「出産のことを考えると本当は彼氏とふたりで行きたいけど、なんだか浮気を疑ってるみたいで言えない」(20代・女性)
さまざまな事情があるようだが、浮気などの恋人への裏切りと言った理由ばかりではなく、むしろ恋人を想うあまりに言えない、関係性を壊したくなくて言えないという事情もあるようだ。
関連記事:名前に「エビ」が入るとあだ名が「エビちゃん」になる確率は?
■恋人同士で受けることを推奨する動きも
「交際相手に一緒に受けようと言えない」「一緒についてきてくれない」という声を受け、カップルでの受診を推進する動きも広まってきている。
(画像は公式HPのスクリーンショット)
東京都の豊島区にある「池袋クリニック」では、婦人科が男性のパートナーに対しても性病検査を提供するなど、従来の枠を越えた診察をする病院も。
「愛ゆえに、性病検査をパートナーに告白することができない」という気持ちも理解できるが、「お互いの未来」を考えたときに、できるなら本当のことを伝え合えたほうが理想的なのは間違いない。
むしろ、それこそ「本当の愛」なのではないだろうか? 未来のためにも、今きちんと考え直すべき事案だろう。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1371名