【惜別】両国で故・北の湖親方の企画展が開催中

2016/01/10 15:00


東京墨田区にある両国国技館の相撲博物館で「五十五代横綱北の湖敏満を偲んで」の企画展が開催中だ。


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■鮮やかな化粧まわし

日本相撲協会の理事長でもあった北の湖親方が亡くなられたのは11月20日。62歳とまだまだ活躍できる年齢には、相撲ファンならずとも惜しむ声が多い。

そんな北の湖親方の事績をまとめた企画展が、12月24日から相撲博物館で開催されている。

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入ってすぐ左手にあるのが、実際に使われていた化粧まわしと横綱だ。現役時代の写真と合わせて展示してあり、いずれも迫力を感じさせる。

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また展示室の奥に飾ってあるのが、北の湖親方の着物。北の湖親方の師匠で、絵心のあった三保ヶ関親方が描いたもので、龍が大胆にデザインされている。

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北の湖親方直筆の色紙や北の湖親方を特集した雑誌なども展示され、年の瀬にもかかわらず、途切れることなく訪れた相撲ファンが興味深そうに眺めていた。

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■出世の様子が番付に

展示で興味深いのが、北の湖親方の出世を示した番付表。最初は通称「虫眼鏡」と呼ばれる小さな字で書かれているため、拡大しても「これかなあ」と言ったところ。

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そこから勝ち星をあげ出世するごとに、大きく太い文字で書かれるようになる。横綱となれば、最も目立つ場所に大きく名前が載せられる。


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■懐かしい名前も

当時の番付表はこちら。

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もう一方の横綱は、北の湖親方とともに輪湖時代と言われた輪島関。大関の貴ノ花関は今の貴乃花親方の父親、関脇の高見山関は前の東関親方だ。そうした名前に懐かしさを感じる人もいるだろう。

相撲博物館「五十五代横綱北の湖敏満を偲んで」展は2月19日まで開催(1月4日までは冬季休館)。入場無料だが、場所中(1月10~24日)などは観覧券が必要。

(取材・文/しらべぇ編集部・県田勢

相撲両国国技館取材
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