【電車が止まった!】車掌の対応にイラついている年代は?
11月、運転見合わせ中だったJR東海道線内で、車掌の不明瞭な説明に激怒した50代の男が線路に降り、車掌室に投石。男は線路を歩いて逃走し、追いかけてきた運転士に取り押さえられ逮捕された。
事件後ネット上で男に非難が集まる一方、車掌の対応についても「アナウンスが不明瞭なことが多い」、「対応がまずかったのではないか」との声も出た。
男の行動は論外だが、運転見合わせ時の車掌対応に不満を持つ人は多いのではないだろうか?
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■車掌の対応にイライラしたことがある?
しらべぇ編集部では全国20代から60代の男女1353名に「電車が運転を見合わせたときの車掌対応にイライラしたことがあるか」を聞いてみた。
その結果「ある」と回答したのは26.9%で、多くの人がイライラしていないことが判明。
運転がストップすることについて歓迎する人はいないと思われるが、車掌の対応については不満を感じず、たとえ不明瞭な点があっても「致し方なし」と考えているようだ。
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■世代別では50代が最もイライラ
年代別調査では、50代がもっともイライラを感じていることが判明。以下、40代、60代以上、20代と続き、おとなしくしているのが30代であることがわかった。
投石事件の犯人が50代だったことリンクしているようにも思えるが、「車掌の対応にイライラしやすいのは50代」と結論付けても良いのかも?
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■車掌も苦労している
関東地区では上野東京ラインが開通したことで、神奈川県内で発生した人身事故で群馬や茨城が影響受けるなど、遅延や運転見合わせが頻発。不満を口にする利用者が続出中だ。
https://twitter.com/OKSKZ_30YOLD/status/628548027800641536
上野東京ラインなんて、無くなればイイ(´・д・`)今まで関係なかった線の人身事故で遅れすぎ
— tomamogu (@tomamogu) April 9, 2015
遅延や運転見合わせ時、車掌はどのような感情を持って業務にあたっているのだろうか。現役車掌Sさんに聞いてみた。
大多数の利用客は理解していると思われるが、運転見合わせ時の車掌は報告や確認など様々な業務に追われている。そのような時に客がイライラしクレームをつけるなどしては、運転再開をさらに遅らせるだけだ。
少々不明瞭なアナウンスは我慢し、静かに待つ。これが迅速に運転を再開させるもっとも有効な「乗客」の対応策なのではないだろうか。
(文/しらべえ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月20日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1353名