日本一の「こたつ県」は千葉!だったらミカン食うよね!?
1月6日は二十四節気の「小寒」。 一年で最も寒いとされる「寒中」に入った。すなわち「寒の入り」である。寒中は、「大寒」の今月21日を挟んで2月の節分まで続く。
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■こたつにミカンは冬の定番
この冬は暖冬傾向にあるというが、それでも寒さをしのぐ暖房は欠かせないところ。暖房器具のひとつとして、エアコンやファンヒーターとともに家庭内でよく見かけるのが「こたつ」だ。
こたつの上にさりげなく盛られた「ミカン」の図は、平和なお茶の間を象徴する冬ならではの構図でもある。
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■日本一の「こたつ県」は?
しらべぇ編集部の調査によると、「現在、自宅などで『こたつ』を使っている」という人の割合は31.2%。性別や年代別での数値に際だった差異は見られないが、47都道府県別では大きく差が出た。
47都道府県のうち「こたつを使っている」筆頭は、千葉県で44.7%。平均の1.4倍を超える高い使用率を誇る一方、冬の寒さが最も厳しいはずの北海道は9.5%と意外にも最下位である。
北海道の住宅は冬の厳しさから断熱性能が高く、暖房もファンヒーターなどで室内を全体的に暖める方法が主流。
冬の室内は半袖でも過ごせるくらい温かくする
(帯広市、40代女性)
冬の本州は暖房があっても寒すぎて、風邪を引きそうになる
(札幌市、20代男性)
という声が聞かれるほど暖房を効かせる習慣だから、北海道で「こたつ」の出番がそう多くないことにも納得がいく。
ところで千葉県に隣接する東京都では、使用率が19.7%となぜか低め。
1月の平均気温が千葉市で5.7度、東京都区部で5.2度(いずれも気象庁発表平年値)とわずかな差にとどまるだけに、興味深い結果である。
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■「こたつにミカン」は幻想か?
なお「こたつ」と相性がよすぎる果物「ミカン」との相関性を調査しようと試みたところ、千葉県と北海道との間で1世帯当たりの消費量(金額換算)に顕著な差異は見られなかった。東京都を含めても同様だ。
となると、千葉県民の「こたつでの過ごし方」が気になる。機会を改めて調査してみたいところだ。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名