不調の原因となる、寝ている間の口呼吸… 睡眠中の口呼吸をふせぐ解決策2つ
「朝起きたときに口が渇いている」「夜中に咳き込んで目が覚める」「風邪をひきやすい」。これらのどれかひとつでも当てはまる人は、寝ている間、口をぽかんと開けたままの状態で口呼吸をしている可能性が大です。
実は、日常的に口呼吸をしている人は、鼻呼吸している人に比べて精神的に不安定になりやすかったり、肌トラブルが多かったりすることが分かっているのです。日中は周囲にだらしがないイメージを与えないためにも意識して鼻呼吸を行っている人がほとんどだと思いますが、就寝中は無意識に口呼吸にスイッチオフしてしまっている人が多いのが事実。
昼間集中力が続かない、だるさがとれない、頭痛がするなどの不定愁訴は、もしかしたら夜中の口呼吸が原因かも?! そこで、今夜からできる解決策を2つご紹介します!
■睡眠中の口呼吸解決策1:ゆるいマスクを着用する!
口を開けている状態で呼吸をすると、冷気が口からダイレクトに肺まで入り込み、内臓を冷やして睡眠の質を低下させてしまいます。息苦しくなく、顔に紐の跡が残らないくらいのゆるめのマスクを着用することで、体内に送り込まれる空気が温められると同時に、顔周りや喉の保湿効果も期待できます。結果として、風邪を予防したり、乾燥肌を予防したりすることにもつながるので一石三鳥!
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■睡眠中の口呼吸解決策2:口まわりの筋肉を鍛える!
日頃から口の周りの筋肉や舌をトレーニングすることで、口呼吸から鼻呼吸へ矯正することが可能に。そこでおすすめなのが、「あいうべ体操」。
「あいうべ体操」は、まず口を大きく開いて「あー」と言い、次に口を横に思い切り広げて「いー」と言います。続いて唇をぐっと前に突き出し「うー」と言ったら、最後の「べー」は思い切り舌を前に突き出して下に伸ばしながら言いましょう。この「あいうべ」の動作を順番に繰り返すだけなので、ぜひ日常生活のふとした場面に取り入れてみてください!
起きているときと寝ているときのダブル対策を取り入れて、日中のクオリティを最高レベルにまで引き上げていきましょう!
(文/睡眠コンサルタント・友野なお)