精神科医が語る「こんなブラック精神科医には気をつけろ!」
時勢のせいか、精神疾患を抱える人間は300万人を突破している。そのせいか、精神科や心療内科の医院も増えている。
患者の増加とともに骨折などとの外傷と異なり、内面の病気ゆえ、受けている治療が正しいのか当人にさえわかりづらい精神科。回復しているなら当事者にとって名医だろうが、医師と合わない場合は余計に病状が悪化しかねない。
正解は分からなくても、どう見てもアウトな精神科医を同業の精神科医に解説してもらった。
①患者を攻撃する精神科医
医者に助けを求めているのに、なぜか高圧的な態度や言動で患者を威圧する。本人にとっては正しい治療法なのだろうが、心が折れている人間をさらに痛めつけて何の益があるのか疑問。合わないと思ったら病院を変えるべき。
実際、記者が取材のため精神科を訪れたところ、建物中に響きわたる怒声をあげていた医師がいた。喚いて病気が治るなら、患者も耐えるだろうが、さらに心折れるだけの結果になりそうだ。
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②あらゆる精神薬を自分で試している医師
「新しい薬試したらすごく効いたんだ。試してみる?」などと、みずから実験台となり効果を確かめる。自らの体験に基づいて診断に当たる態度は尊重できるものだが、医師も病気で患者も病気だったら誰も冷静な判断を下せないだろう。
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③代替医療にとらわれ過ぎな医師
門外漢でも首をかしげたくなる効能を謳った飲料水があるかと思えば、やたら民間医療に関する書籍を置く医師。いくら投薬が対処療法だとしても、そこら辺にありそうな石よりは効果が認められる。
この他にも過剰な量の薬を処方する医師などいろいろだが、医師と言っても、ピンキリなのである。
誰がいつ、お世話になるかわからない精神科。真っ当な医師から精神科の紹介状を書いてもらって診断を受けるほうが、イカれた医師とバッティングするリスクを避けられることだろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・伊藤憲二)