「専業主婦」が時代に合わないと思うのは中高年女性と判明
DAIGO・北川景子や元モーニング娘。の安倍なつみなど、芸能界はこの年末年始もおめでたい結婚の話題が相次いだ。
芸能人では少ないが、結婚するときに人生の岐路となるのが、共働きを選ぶか、結婚や妊娠・出産を機に(おもに)妻が専業主婦として家庭に入る道を選ぶか。
かつては当たり前だった「寿退社」という言葉は、女性の社会進出ととも聞かれなくなりつつあるが、専業主婦へのイメージも変化しているのだろうか?
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■専業主婦は「時代に即していない」と考えるのは4人に1人
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1353名に専業主婦のイメージについて聞いたところ、「すでに時代に即していない」と考えるのは、およそ4人に1人。7割以上は、違和感を覚えていないことがわかる。
しかし、掘り下げてみると興味深い「社会の変化」が見えてきた。
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■若い女性は専業主婦が理想?
性別・年代別では、20代をのぞくすべての世代で、男性より女性のほうが専業主婦という暮らし方に違和感を覚える人が多い。仕事に集中する男性は、専業主婦の存在に助けられている面が大きいせいか。
また女性の場合、年齢を重ねるほど「専業主婦は時代に合わない」と考える人が増え、50代以降では3割を超える。結婚の際に専業主婦になるのが今よりも一般的だった世代のほうが「共働きのほうがいい」と考えるのは、意外に感じられないだろうか?
若い女性が、今や「狭き門」となった専業主婦をめざす志向が報じられるが、データで見ても明らかである。
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■仕事好き女性は専業主婦では満足しない
いま専業主婦をしている層で、それが時代に即していないと考える人はかなり少ない。一方、「休日より仕事が好き」と考える女性では半分以上が専業主婦には違和感を覚えているようだ。
「女の敵は女」という言葉もあるが、社会の分化はここでも進んでいるのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名