会社の会議は意味がない?でも「なくせない理由」とは…
「今日は会議で仕事の時間が取られるな…」
会議も仕事のはずなのに、会議のせいで仕事ができないと本音をもらす社員。会議は「生産性がない」「会議をしているだけで満足している」などと揶揄されることも多いが、実際にはどれくらいの人がそう思っているのだろうか?
しらべぇ編集部では、全国の20代〜60代の男女1353名に「自分が働いている会社での会議にほとんど意味がない?」と尋ね、その実態を調査してみた。
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■会議に意味がないと思っているのは働き盛りの男性?
調査の結果、全体ではおよそ3割の人が「会議に意味はない」と思っていると判明。会社の会議に不満を持っている人が一定数いるのは確かなようだ。
また男女の年代別では、40代男性の4割以上が会議に意味がほとんどないと感じているとも明らかに。
40代であればそれなりのポジションにいる人も多く、会議をコントロールする立場でもあるだろう。主導してる側が「意味がない」と思っているとは…かなり根深い問題が背景ありそうだ。
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■「会議とは意味がないもの」と思えば出世できる!?
さらに、会議の無意味さを感じている人を傾向別にみた結果がこちら。
中でも、出世をしている人がもっとも会議の意味を見出だせていない。
この回答は、先ほどの男女年代別とも共通項がある。出世をしているならある程度、会議を仕切る側にいる人が多いだろうが、そんな人ほど会議には意味がないと思っているのだ。
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■無駄な会議をなくすのは革命レベルのむずかしさ!
定例会議は、上に報告をする意味合いが強い。しかし、ただの資料を読み合うなど退屈な時間になってしまっているのも事実。他の仕事も抱えており「もったいない時間だ…」と思いながら、眠い目をこすって参加をする人もいることだろう。
「この会議の必要性はよくわからないけど、なくすには会社全体を動かす話になる」
そんな危険まで犯してまで、改革をしようとは思う人は少ないのが現状だろうか。一方で、スタートアップ企業などで働く人は、このような悩みとは無縁かもしれない。
無駄と考える会議をなくせないのなら、せめて「どうすれば有意義な会議になるか」を考えみることも必要ではないだろうか。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名