『メジャー出戻り選手』の年棒が高すぎと感じるのはあの県民

2016/02/07 16:00


野球
©iStock.com/aceshot

1日、プロ野球が一斉にキャンプインし、待ちに待った「球春」が到来。キャンプ地を訪れ、練習を見学する熱心なファンもいるのでは。

浮沈のカギをにぎるのが、メジャー出戻り選手たちだ。今シーズンは藤川球児和田毅がそれぞれ出戻り。かつての力を出すことができれば、大変な戦力になる。

しかし、アメリカから戻ってきた選手は往年の力を出すことができないことが多く、昨年ソフトバンクに加入した松坂大輔は3年12億円という破格の契約で入団したにもかかわらず、1軍で登板することすらできず、ファンの怒りを買った。

またオリックスの中島宏之(裕之)も3億5000万という高額年俸で契約したが、度重なる故障で打率2割4分と結果を残せなかった。このように出戻り後高額年俸で契約するも活躍できず、ファンから激しいバッシングを受けるケースも。


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■メジャー帰りの選手は年俸が高いと感じる?

そこでしらべぇ編集部が全国の男女1353人に「メジャー帰りの野球選手の年俸が高すぎると思うか聞いてみた。

無題

結果、「高すぎる」と答えた人は46.9%で、わずかながら「高すぎるとは思わない」と考えている人のほうが多いことが判明。しかし、値は拮抗している。


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■地域別に見てみると…

次に、プロ野球の本拠地で、メジャー帰りの選手が多く在籍するチームの本拠地を抜粋して見てみよう。

無題

阪神の本拠地兵庫がもっとも高く58.0%、次にオリックスの本拠地大阪が52.7%、中日の愛知が51.3%となり、「高すぎる」と感じている人が半数を超えた。

一方でソフトバンクの福岡はもっとも低く34.2%。ロッテの千葉も37.6%と低い水準に。やはり選手の結果と比例しているのかもしれない。


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■成功例と失敗例は?

では実際に成功した選手と失敗した選手、そして復帰時の年俸は…

 ①井口資仁選手(千葉ロッテマリーンズ) 1億8000万円

ダイエーで2度の盗塁王など優秀な成績を残し、メジャー移籍。ワールドシリーズ優勝など高い実績を引っさげロッテに戻り、主力打者として7年間活躍。2010年の日本一に貢献。


②松井稼頭央選手(東北楽天ゴールデンイーグルス) 1億5000万

西武時代トリプルスリーを達成し、メジャー移籍。7年プレーし、楽天に復帰した。西武時代と比較すると成績は落ちたものの、主力として5年プレー。2013年にチームを日本一に導いた。


③五十嵐亮太投手(福岡ソフトバンクホークス) 2億

150キロ台後半の直球を武器にヤクルトで活躍し、メジャー移籍。しかし結果を残せず、ソフトバンクに出戻った。出戻り後はセットアッパーとして活躍し、2014、15年の連覇に貢献。


④川上憲伸投手(中日ドラゴンズ) 3000万

中日のエースとして最多勝を2回獲得し、メジャー移籍。活躍が期待されたが肩を痛め成績を残せず、中日に復帰。故障の影響は大きく、全盛期とかけ離れた姿となり、昨年オフ中日を退団。


⑤岩村明憲選手(東京ヤクルトスワローズ) 1億5000万

ヤクルト時代シーズン44本塁打を放つなどスラッガーとして活躍し、メジャー移籍。4年プレーしたのち楽天に復帰したが、かつてのパワーは鳴りを潜め低打率にあえぎ、ヤクルトに戻るも14年に退団。


やはりメジャー出戻り選手が活躍した球団ほど、優勝している。その結果、「年棒が高すぎる」と感じる人も少ない傾向が見られた。

今年も藤川、和田、松坂ら出戻り選手の成績がチーム浮沈のカギをにぎりそうだ。

(文/しらべえ編集部・佐藤 俊治

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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年12月20日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1353名

野球調査メジャーリーグ
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