「1948年の東京」は今とどう違う?動画と現地を比べたら超面白かった
終戦後、米軍が街にたくさんいる“占領期”の日本なんて、もうひ孫や孫のいるぐらいの、おじいちゃんおばあちゃんしかリアルに見たことがないだろう。
そんな占領期まっただ中の1948年の東京を映した映像が、人気ライフロガーのヒマナイヌ川井さんに紹介されたことで、これから話題を呼んでいきそうだ。
その動画『TOKYO TODAY』はオーストラリアの報道局が作成したもので、銀座や表参道など、さまざまな地域を見ることができる。
おそらく動画を観ても「これ…どこ?」とまったく分からない場合も多いと思うので、川井さんが紹介されていた場所のいくつかを、実際に巡ってみることにした。
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■銀座駅周辺
まず行ってみたのは、銀座駅すぐそばのマリオンと朝日新聞社前。動画ではこんな感じで、壊れた建物もまだ多いなかビルがある。占領期もセレブが集まる街だったのだろうか?
新聞社のあるビルだけあって当時から立派な趣きがしたが、いまではさらに豪華なビルが建っている。
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■表参道
お次に行ってみたのは、原宿にある同潤会表参道アパート前。いまでは完全にセレブな街になっているが、当時は庶民が暮らすアパートがあったようだ。
いまではご覧のとおり、多少再現された部分はあるものの表参道ヒルズが建っており、生活感は皆無だ。
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■中央線
最後に行ってみたのは、中央線が通る駅のホーム。列車の行き先には「立川」と書かれた札が貼っており、和服の女性と合わせて昔を感じさせる。
いまでは当たり前だが行き先もデジタルで表示されており、列車もまったく違う。もちろん和服の女性はおらず、乗客は会社員や学生ばかりだ。
映像が撮られた1948年から70年近くが経つが、技術の進歩も復興も、すさまじいスピードで進んでいったんだなぁ…と心から感じる映像であった。
もしこの時代を東京で生きたおじいちゃんおばあちゃんがいるご家庭は、一緒に動画を観てみると「じつはここ、○○だったんだよ」と、オドロキのコメントをもらえるかも。ちょっと昔の東京を知りたいという人は、ぜひチェックしてみよう。