小学校のクラスで一番頭がよかった人は結局、何になってる?
小中高の卒業式シーズンまであとひと月。街角で流れる卒業ソングを聞けば、大人でもついつい懐かしい気持ちになることだろう。
時には感傷に浸って「あいつ、今頃何やってるのかなあ」などと思っても、卒業してしまうと疎遠になって会っていないことも多く、近況がわからないこともある。
たとえば、『小学校の時、クラスで一番頭が良かった彼、彼女』はその後、どうなったのだろうか?
■覚えていないことも多かった
しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1654人にアンケート調査を行ったところ、「小学校の時、クラスで一番頭の良かった人を覚えている」と答えたのは323人で全体の19.5%。
高校生などと違い、まず小学生の時の同級生は『覚えていること』自体がひとつのハードルのようだ。
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■もっとも多かったのはあの職業?
「覚えている」と答えた人の主な回答を、年代別で見てみよう。
・20代
「東京大学に通っている」
「医者」
「司法書士になった」
「成人式で見たら、美容師になっていて、髪を染め、髪型がお洒落になっていたが、 似合っていなくて、カッコイイと思っていたのは何でだろうと思った」
・30代
「最高裁判所の事務職で働いている」
「学校に戻ってOBやっています。または塾講師など、かなり平凡な生き方を選んでいるようです」
「公務員」
「官僚」
「今現在、フリーター」
・40代
「医者になっている」
「電力会社の所長」
「NASAで働いているという噂を聞きました」
「国連の職員です」
・50代
「若くして亡くなった」
「東大卒業後、NHKで大活躍しています」
「幸せな結婚をして元気に暮らしています」
「大学の教授」
・60代
「上級公務員となり不無事定年を迎えた」
「大学に行って、重役になった」
「結婚してふつうの主婦に成っている」
「宗教の奴隷になっている」
「東京大学を卒業して、高級官僚に成り天下っている」
「警察庁長官」
全年代に存在したのは、「医者」という回答。今も昔も、勉強のできる優等生は医者を目指すことが多いようだ。
他に多かった回答をまとめると「大学教授」「一流企業に就職」「弁護士や税理士などの士業」「国連やNASAなど、海外を拠点に活躍」など。いずれも優秀な知能、学歴がないと就けない仕事だ。
その後の人生で挫折を味わっている人もいるものの、比較的少数にとどまった。
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■成績が良くても昔の女性は…
一方、年代ごとの違いも興味深い。若年層では「クラスで一番頭のよかった女性が社会に出て活躍している」話も多く見られた。
一方、50代・60代になるにつれ「結婚して普通に主婦になった」など、昔ながらの幸せを手にしていることが多かったのだ。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月20日~2015年12月24日
対象:クラスで頭が一番良かった人を覚えている全国20代~60代の男女323名