道後温泉で蔵元直送の漱石ビールと旧赤線エリアをたどる
冬でも比較的温暖な気候で、県民性も穏やかな「愛媛県」。
しまなみ海道をはじめ、宇和島闘牛、温泉などが有名どころ。風光明媚な景色からノスタルジックな風景まで見所が豊富なのが特徴だ。
2014年・2015年と観光客が増加傾向にある、そんな愛媛のおすすめスポットをご紹介しよう。
■温泉街を練り歩く
初めて愛媛に観光に来たなら、まず道後温泉は押さえたいところだ。誰もが夢中になるその魅力とは?
老若男女で賑わいを見せる「道後温泉本館」。道後温泉本館改築120周年の大還暦を迎えたことを記念した「蜷川実花×道後温泉道後アート2015」の彩りが残る。
こちらは道後温泉本館の姉妹湯である「椿の湯」。道後商店街「ハイカラ通り」すぐの場所にあり、湯巡りする人も多いとか。
温泉街の裏手には、かつてネオン坂歓楽街もあった。現在は、建物の名残はほんのわずかでほぼ消滅している。現代的なお店は道後裏手に一部あるようだ。
そしてこれが、右手の道後ヘルスビル。納得の名称である。
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■温泉に入った後は…
また、湯巡りしたあとは軽く一杯!というも楽しみのひとつ。
道後温泉本館横にある「道後麦酒館」では、愛媛のご当地グルメも味わえてテイクアウトもできるため、ビール片手にぶらりすることもできる。
伊予各地のうまいもん食べ比べも可能。メニューを見ているだけで、愛媛各所観光している気分になれそうだ。
一番人気の漱石ビール。香ばしい香りと苦味は湯上りにピッタリ。また、きりっとした後味の坊ちゃんビールや、甘みあるバナナのようなフルーティーな香りのマドンナビールも好評だ。
ブルワリー直送ビールはどれもできたてほやほやで、道後の柔らかなお湯で火照った身体を引き締めてくれること間違いなし。
愛媛で欠かせない「瀬戸内海の鯛」を使った鯛茶漬け。出汁の輝きが分かるであろうか。生でも食べられる引き締まった鯛の身が温かくなることで味わい深く、贅沢な逸品だ。
じゃこ天とたこわかめかまぼこは、わさび・しょうが・大根おろしとどれで食べてもウマイ。愛媛ではどこでも出てくる郷土料理が、こちらのは雑魚のカルシウム感が残り、香ばしさ抜群だ。
【道後麦酒館】
住所:愛媛県松山市道後湯之町20-13
営業時間:11:00~21:30
(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)