テニスよりもかっこいい?スペイン発『パデル』がブームの予感
2020年の東京オリンピックを控え、スポーツ業界は何かと慌ただしい。中にはその流れにのって、「何か運動を始めてみようかな」などと考えている方もいるだろう。
記者はマラソンとトライアスロンに取り組んでいるが、密かに嫁と一緒にできる球技を探していた。そんな中、候補に挙がりそうな競技を見つけたのでご紹介したい。それが、スペイン発祥のラケットスポーツ『Padel(パデル)』だ。
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■パデルって何?
パデルはもともとスペインで始まったスポーツで、アルゼンチンやブラジル、チリをはじめ、海外では多くの競技人口を持つ。
その最大の特徴は、コートの周囲がガラス等の壁で覆われているということ。壁に当たったボールを敵陣に打ち返すことも可能だ。
また、ダイレクトに相手コートへ送るだけでなく、壁に当てて打ち返すこともできる。テニスに比べて自由度が高く、いろんな戦略が立てられるスポーツなのだ。
パデルのラケットはテニスより小型で柄が短く、子どもから大人まで誰にでも扱いやすい。
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■パデルコートが東京にもできる!?
パデルコートは、テニスに比べて面積が小さい。つまり同じ面積ならば、より多くの人々が競技を楽しめるということである。
こうした背景もあり、東京都内にもパデルコートの設営が進められていて、先日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」では、東京にパデルコートを作るプロジェクトが成立した。
設営場所ことまだ公表されていないが、23区内が濃厚の様子。これが実現すれば、日本国内でのパデル競技人口が加速的に増えていくかもしれない。
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■埼玉のイベントには海外のプロ選手も来日!
じつはこのパデルコート、すでに国内にはいくつも存在している。そのひとつとして、先月の1月31日に、新たに設立したパデルコート「Cross1」(埼玉県川口市)でイベントが開催された。
このイベントに、PadelAsia社はクラウドファンディングのパトロンを招待。大勢の人々が集まった。
そこには海外のプロ選手たちも来日。現地のパデルコーチと、白熱のエキシビションマッチを繰り広げてくれた。
ひとつひとつのプレイが、とにかくカッコイイ。その展開に興奮させられ、すでにパデルやってみたい欲が急上昇だ。参加者の誰もが、選手たちのプレイに釘付けである。
その後は参加者が実際にプロからレッスンを受け、1ゲーム先取でプロに挑戦! そしてフリーコートでのゲームを楽しんだ。初体験の人が大半だったため、もちろん上手くなどできないのだが、誰もが笑顔いっぱいにパデルを楽しんでいた。
まだまだ馴染みのない競技だが、誰でもすぐにプレイすることができそう。身近に楽しめるスポーツとして、これから日本でもブームを起こしていくのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・三河賢文)