はあちゅうで話題の『note』印税率以外に魅力があるの?
新規登録者数が加速中…とのことだが、そんなにもはやっているものなのか?
最近Twitter上で話題の新手のSNS「note」。ブロガーのイケダハヤトやはあちゅうがnoteのノウハウを伝えるサービスもリリースしたことで、新規登録者数が加速中…とのことだが、そんなにもはやっているものなのか?
アンケートサイト「マインドソナー」にて「個人メディアプラットホームの『note』を知っている人」を調査したところ、「知っている」と答えた人はたったの8%であった。つまりTwitter以外ではあまり盛り上がっていないことがわかる。
では一体noteとは何ができるものなのか。しらべぇ編集部では実際に登録している人が何をしているのかを取材した。
①マンガのnote!
「マンガを投稿しています。手描きの絵をスキャンしてnoteにアップします。アプリだとマンガが結構読みやすいので、投稿するだけでなく他の人の作品を読んで楽しみます」(20代・女性)
noteへの投稿がきっかけでこれまでにマンガ家デビューした人もいる。2015ブロスコミックアワードにて大賞を受賞した「岡崎に捧ぐ(山本さほ・小学館)」や、毒親からの独立を描いた「ゆがみちゃん(原 わた・KADOKAWA/メディアファクトリー)」がnote発の書籍化作品だ。
noteはこうした人気マンガを最初のきっかけにして栄え始めた。
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②小説を配信! そして読む!
noteでは新聞社や出版社との提携により、プロ作家の小説連載が行われているのも特徴的。毎日新聞に2015年3月1日から16年1月10日まで連載されていた平野啓一郎の『マチネの終わりに』は、新聞の10日遅れで全文が無料配信された。
現在は、隔月刊行の別冊文藝春秋と同時進行で七月隆文の小説が連載中だ。
個人でも小説を書くことは可能。複数の投稿を「マガジン」という単位にまとめることができるので、これを応用すればウェブ上で文芸誌や同人誌のようなものを作ることができる。
投稿に値段をつけて販売する機能もあり、クリエイターにとっては待ち望まれたサービスなのである。
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③音声や動画の投稿も
ユーザーの中には自作の音源を投稿したり、販売している人もいる。絵師のみならず、ミュージシャンのプラットホームとしても注目されつつある。音声投稿機能を使えば個人でラジオ番組風の投稿を作成することもできる。
これまで「やってみたい」けれど「どこで」「どのように」やればよいかわからない…とくすぶっていたアイデアを実現できるnoteは、かつて諦めたミュージシャンや漫画家の夢をアマチュアの形で実現することが可能なようだ。
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■印税率の高さにも注目が…
また、「書籍の数倍」と言われる高い印税率も魅力。しかし、UI的な使いづらさを指摘する声もあるようなので、さらなる拡大にはこの辺りの改善が肝になってきそうだ。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)