【食べログの達人】総合スコア3.1〜3.3が狙いめ!?ほっこりお手頃レストランの見つけ方
食べログやらRettyやらレストラン検索サイトが充実した昨今、昔に較べてずいぶんとお店が探しやすくなってきたわけですが、それでもやっぱり探しにくい店というのがあるわけです。例えば、「ほっこりできる街の中華料理屋」さん。
食べログで言うと「レストラン>中華>中華料理」に含まれるジャンルですが、それでも点数で見て行くと上位は高級店。
そもそも人気があって行列が、みたいなことになると「ほっこり」できないわけで、ランキングと親和性が低い。
もっと言えばカウンターは赤い色がいいし、接客が良くてお手頃価格がいい。やはり未だに足で探さないと行けない店というのはあるなと思うわけです。
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■筆者の最近のオススメは三軒茶屋の「三友軒」
ここはレバニラのレバーがでかい!真ん中のレバーの光り方から、その分厚さがうかがえます。味も濃いめでごはんがすすむ。量もたっぷりめで野菜もいっぱい摂れるのが、食いしん坊の免罪符魂を刺激します。
これは別の日の写真。レバーごろごろりー。定食で800円。この一品でこの店を「街の名店」たらしめるのに十分なのですが、忘れちゃいけないのが、お手頃価格の店なのに何故か1000円する五目炒飯。
注文すれば、なるほど納得の具だくさんで、ぷりぷりのエビがごろごろ。楽しくなるほどいろいろ入っているのが、五目なんだなあ。本格派を気取ったパラっと炒飯でなく、しっとりした仕上がりなのも妙に和みます。
9席用意されたカウンター席はもちろん伝家の宝刀の赤テーブルで、水はセルフ。老若男女さまざまなおひとりさまの極楽スペースとして日々愛好されています。かたやテーブル席では仕事帰りのサラリーマンや近所の若者たちが、飲み屋使いでいい感じに出来上がっている。ああ、昭和ウィルネバーダイ。
これこそが街の中華、弛緩こそ至高、と思ってしまうような魅力があります。そして何より食べログスコアは納得の「3.13」。高得点の店には醸し出せない、ゆるやかな時間を裏付ける「日常使いスコア」として理想的な得点です。
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■探す時のポイント
さて、こういうお店の探し方ですが、足で探すとは言っても気の遠くなるような作業になってしまいます。そこでちょっとだけ食べログの力を借りましょう。例えばですが、検索条件をこんな形にしてみます。
「ジャンル:中華料理」 「予算:夜2000円以下」 「用途:一人で」
*画像はスクリーンショットです
最後の「用途」は無くてもいいかもしれません。この条件で結果を出し、さらにそこから総合スコア「3.1~3.3」くらいの店に目を通してみる。
3.4まで行くと行き過ぎです(個人の感想です)。その中から、当たり外れを楽しむ気持ちで、おおらかに訪ねていく。
めっけもんを探す旅ですからね。だらしなく行きましょう。筆者は、こんな感じで探してますが、なかなかハズれないもんですよ。
*三友軒
世田谷区三軒茶屋2-13-10 東急田園都市線、三軒茶屋駅から徒歩3分
定休日:土曜・日曜・祝日
(文・料理写真/林 裕)