金欠で家財道具を売るうちに「ミニマリスト」になった男の話
今後、このムーブメントが広がっていくのか、注目したい。
『ミニマリスト』という言葉が近頃、注目を集めている。これは必要最小限のもので生活し、よりシンプルな生き方を目指す人のこと。中には極力家財道具を減らし、生活のムダを徹底的に排除した極限派なる人までいるらしい。
昨年、大ヒットした『フランス人は10着しか服を持たない』という書籍で知った人も多いであろうこのライフスタイルだが、普通は『モノに満ち溢れた現代社会に批判的な目を持った人が、進んで選ぶ道』である。
しかし、一方で「意図せずミニマリストになってしまった」と語る人もいるようだ。しらべぇ取材班は24歳の男性に話を聞いた。
■ミニマリストになったきっかけ
「就職をきっかけに上京したのですが、給与がいい会社だったこともあり、家具やインテリアを買いまくってました。テレビは35インチのものを購入し、趣味の映画を堪能する毎日。
しかし、社風に合わず退社することになり転職。給与は激減し、家財道具を売ることになりました。冷蔵庫、プレステ、マンガ、炊飯器…そして、部屋に残ったのはカーテン、お掃除ロボ、ダンベル、洗濯機のみ。お掃除ロボとダンベルは、業者に引き取ってもらえなかったものです」
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■ミニマリストの利点とは?
「ミニマリストライフのいいところは、部屋が広く感じられること。あと、掃除が右手だけでできるようになったこと。結果、おそうじロボットはいらなくなりました。
また、見られて恥ずかしいものがないので友達を呼びやすくなりましたね。引っ越しも業者いらずです」