4、9、13…忌み数を気にしている人はどれくらい? 伊で超不吉な数字とは…
ラッキー7のように、数字にまつわるジンクスを大事にしている人は少なくないが、ラッキーナンバーとは逆に、「忌み数(いみすう)」と呼ばれる、不吉とされている数字も存在する。文化や国によって異なる忌み数。今回は、ちょっとしたトリビアを交えながら様々な忌み数を紹介しよう。
●4と9
漢字文化圏では、「四」が「死」と発音が同じであるため、忌み数として扱われている。建物では、4階や4号室が存在しない場合も多い。同様に、『九』も日本では『苦』と同じ読み方が出来るために忌み数とされている。
ところが北京語では、“九”と“苦”とで発音が異なるなど、漢字文化圏でも他の国では忌み数ではないのだ。逆に北京語では、「久」と同じ発音ということで、9は吉数とされている。
●13
「13日の金曜日」で日本でも知られているが、西洋文化圏では13は忌み数とされており、13階が存在しないことも多い。キリストの“最後の晩餐”に13人いたなど様々な説があるが、歴史が古いため正確な由来ははっきりしていない。また、アメリカでも現在は忌み数だが、かつては建国時の州の数が13州だったことから、吉数とされていた時期もあった。
日本でも古くは忌み数ではなかった。そのため、女性が和服を着るときの小物などを取り扱う「櫛屋(くしや)」は、「九四屋」となって日本では忌み数となるため、4と9を足して「十三や(じゅうさんや)」としていたところも多い。
●17
イタリアでは、17は忌み数だ。ローマ数字で書くと「XVII」となり、並び替えると「VIXI」で、ラテン語で「私は死んでいる」という意味になるからだ。そのため、イタリアの航空会社アリタリア‐イタリア航空の客席には、17列が存在しない。
●42と49
これも日本ならではだが、「42」は「しに」、「49」は「始終苦」などに通じるということで、忌み数とされている。そのため、自動車のナンバープレートでは、希望されない限り下二桁が「49」となるものは交付されないようになっている。
他にも様々な文化によって忌み数が存在するが、はたして世間の人々はこれをどれくらい気にしているのだろうか? アンケートサイト「みんなの声」で1万8862人を対象にアンケートが実施されている。(調査期間:2014年10月6日~2014年10月20日)
「忌み数字、気にする?」
・まったく気にしない:17.4%
・あまり気にしない:31.5%
・多少は気にする:44.3%
・すごく気にする:6.8%
気にしない人と気にする人は、ほぼ半々という構図だ。国や文化によって忌み数が吉数になっている場合があることを見ると、あまり考えても仕方ないと思っている人も少なくないという次第だろう。
しかし、忌み数にまつわる様々な不吉な都市伝説も数多く存在するので、忌み数の取り扱いには注意しておいたほうが良いかもしれない。信じるか信じないかは、あなた次第ということだ。
(文/しらべぇ編集部・常時系)
出典:dメニュー・iメニュー 「みんなの声」 集計期間:2014年10月6日~10月20日 投票数:18862票