意外に多かった「甘い赤飯」派!もっとも支持したケンミンは…
何かおめでたいことがあると食卓にのぼる赤飯。慶事にお赤飯を作る風習が根付いたのは江戸時代の後期ごろだという。その後は皆さんのご存じの通り。
今ではコンビニでも気軽に買えるようになっているが、じつはうどんだしの関東風・関西風の味付けや、天津飯の甘酢たれ・ケチャップだれの味付けのように、食べられている地域によって味に差がある食べ物であることを、ご存じだろうか?
甘い赤飯なんてものがあるのか…
塩味じゃないのか— コズミック不安定(出現率低下) (@Lib_ra_08) 2016, 2月 20
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■あなたのイメージする赤飯の味は?
しらべぇ編集部が全国20代から60代の男女1348人を対象に「あなたにとって赤飯は甘いもの?しょっぱいもの?」とアンケート調査を行ったところ、甘い派が31.4%、しょっぱい派が68.6%という結果が。
しょっぱい派が甘い派の2倍にのぼる。実際にコンビニなどで手にする赤飯のおにぎりはしょっぱいものだと感じている人が多いことだろう。
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■甘い赤飯がマジョリティを占めている県が
県別では、赤飯が甘いものであるという認識がとくに多かったのは北海道。「甘いもの」という回答が6割を越え、全体の比率と逆転している。赤飯は甘いものというのが常識の世界だろう。
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■お赤飯甘エリアの市販品は…
赤飯甘エリアでは市販されているものも甘いようだ。 山梨県のセブンイレブンにて県内限定で販売されている赤飯おにぎり。
やまなっしーの赤飯は甘い小豆なんだよ笑モチモチで美味しい♡ pic.twitter.com/OhxOAlko1f — ξ*‘ A‘)っkeyなx本能寺の変x (@aknx3) 2016, 2月 18
また、秋田県内の大手スーパーの総菜コーナーに並んでいたお赤飯はご家庭で作るものよりも若干甘みは抑えてあるようだが、甘い。実際に食べてみると普段関東で食べられているものとは明確に違い、しっかり甘みを感じることができた。
現在日本はしょっぱい派が大勢を占めているため、先入観で甘い赤飯に対して違和感を持ってしまうのだが、乱暴に言うと大福やおはぎなどの和菓子は甘い豆ともち米で構成されている。
すなわち、甘い赤飯と地続きにある。慣れてしまえば甘い赤飯にしょっぱいごま塩を振りかけたものは絶品以外の何者でもない。お赤飯甘い派の下克上も、十分狙えるのではないだろうか。
(取材・文/しらべぇ編集部・寿洋平)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20代~60代の男女1348名