超ヘルシーな「油麩」を使った丼からフレンチトーストまでの簡単レシピ
宮城県に昔から伝わる「油麩(あぶらふ)」をご存知だろうか?
肉やラーメンを食べたい欲望にかられることはあるだろうが、「麩が食べたい!」とは思わない方が少なくないはず。だが、全国各地には美味しい麩があり、どれも安いのに栄養豊富。
食べ方によっては、無性に食べたくなるほどハマるのだ。
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■油麩ってどんなもの?
油麩は、小麦粉のたんぱく質成分のグルテンを、植物油で揚げてつくられたもの。本場の登米市内には、7、8社の業者が存在している。製造方法も手作りや最新設備でそれぞれ異なっており、味や形もさまざま。
そこで5分でつくれる超簡単レシピでありながら、全国丼連盟「丼グランプリ金賞」になった「油麩丼」をご紹介しよう。
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■ 定番の「油麩丼」の作り方
まず、材料は以下のものを準備しよう。
【材料(ひとり分)】
・油麩 輪切り5~6枚
・卵 2個
・玉ねぎor長ネギ 半分
・みつ葉や紅しょうが(お好みで)
・だしorめんつゆ 75cc程度
・しょうゆ 大さじ1
・みりん 大さじ1
・砂糖 少々
・ごはん
※すべて、お好みの量で調整可。
【5分でできる調理法】
①玉ねぎを薄切りにする(カットされていない油麩の場合、油麩も1センチに切る)。
②鍋にだしを入れて軽く沸騰させ、砂糖・しょうゆ・みりんを加える。さらに、玉ねぎと油麩を入れる。両面から煮汁をしみこませるために、油麸をひっくり返す。
③一煮立ちしたら、溶き卵を入れ半熟で火を止める。
④盛ったごはんの上にかけて完成! お好みで、みつばや紅ショウガをのせる。
見た目はワイルドになったが、そば屋の丼ものに味が似ており味がしっかり染みている。30秒もあれば一気に食べてしまえるほどで、食欲がそそる美味しさだ。
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■ 麩は「フレンチトースト」や「トースト」にもアレンジ!
じつは、麩のアレンジの幅は広い。こちらも簡単にできるので、試してみてもいいかも。
・フレンチトースト(油麩以外の麩もOK)
普通はフランスパンでつくることが多いが、麩でつくるとコクがでて大人の味になりクセになる。
【作り方】
①卵・牛乳・砂糖をまぜたところに、麩を10分程度つける。両面につけるように裏返す(一晩つける場合もある)。
②フライパンにバターをひいて焼いたら完成!
また、トーストすると「ラスク」にもなる。バターを塗ってオーブンで焼くだけで、ラスクに似た味に! 砂糖をまぶしてもよいかもしれない。