吉田羊は福岡県出身の女優。2月3日生まれ。（年齢は非公開）身長163cm、血液型O型。

広告を見て自ら応募した小劇場の舞台でデビュー後、女性3人で演劇プロデュース集団『東京スウィカ』を旗揚げして2007年に卒業するまで主演女優を務めるなど、およそ10年にわたって小劇場を中心に活動した。

デビュー時は本名で活動していたが、運気をあげる為本名の右子を取って吉田羊を芸名とする。出演舞台を観にきた当時のマネージャーに「映像やりませんか」とスカウトされ、2007年4月より初めて事務所に所属。

大手事務所を辞めたマネージャーが立ち上げた個人事務所の株式会社ORNKUにて事務所所属のただ一人のタレントとして同年齢の女性社長兼マネージャーの女性と二人三脚で映像作品を中心とした活動を続けてきたが、転機は2008年に訪れる。

2008年に出演したNHK連続テレビ小説『瞳』。看護師役を演じて、患者役の西田敏行とのアドリブを交えた軽妙な掛け合いが当時フジテレビ『風のガーデン』の撮影期間中にたまたまテレビを観ていた俳優・中井貴一の目に留まった。

中井自ら「この女優は誰？」と朝ドラのチーフプロデューサーへ電話で問い合わせると、間もなく『風のガーデン』のプロデューサーから事務所に連絡があり、既にキャスティングが決まっていたにも関わらず端役ながら新たな役を作って同作品に起用されることになる。

さらに中井は自ら出演する三谷幸喜作・演出の二人芝居『グッドナイト スリイプタイト』へ吉田を招待し、三谷へ引き合わせた。

2009年に『20世紀少年〈第2章〉最後の希望』で映画デビュー。

2011〜2012年にかけてNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』『平清盛』に2年連続で出演するなど出演作品を着実に増やし、2012年10月からはNHK連続テレビ小説『純と愛』にレギュラー出演してホテルウーマンでヒロイン・夏菜のクールな女上司、桐野富士子役を演じて話題となる。

2014年にフジテレビ『HERO』出演で一躍ブレイクを果たす。同ドラマでの演技により『東京ドラマアウォード2015』において初の女優賞となる助演女優賞を受賞も果たした。

同年12月発売の2015年1月号より雑誌『おとなの週末』（講談社）に連載コラム『ヒツジメシ』を執筆開始。

2015に入ると4クール連続で連続ドラマ4作品にレギュラー出演を果たす一方で、映画4作品へ出演して初の映画賞となる第40回報知映画賞助演女優賞並びにブルーリボン賞助演女優賞を受賞。

映画『ビリギャル』では第39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。また、鈴木梨央と親子役で出演し注目を集めた大塚製薬『ポカリスエット』を皮切りに1年間で新たに9社のCMに起用され、ニホンモニター社によるタレントCM起用社数ランキングへ初登場で5位にランクインした。

2016年にはNHK大河ドラマ『真田丸』に大泉洋演じる真田信幸の正室・小松姫役で出演。黒木瞳初監督作品となる映画『嫌いな女』にて映画初主演を務めた。

また、13社のCMに起用され、2016年の『タレントCM起用社数ランキング』で女性部門の首位となって初のCM女王に輝き、男女合わせても単独トップの座に輝いた。

2018年に鈴木おさむ初監督作品『ラブ×ドック』では映画単独初主演を務める。

また2018年をもって約12年間所属した事務所ORANKUとの契約を終了した。