尾上松也は、歌舞伎俳優。1985年1月30日生まれ。東京都出身。屋号は音羽屋、紋は抱き若松。松竹エンタテインメント所属。父は六代目尾上松助、母は元新派女優の河合盛恵、祖父は新派名脇役の春本泰男、叔父は大谷桂三（初代尾上松也）、妹は新派女優の春本由香。

1990年、『伽羅先代萩』の鶴千代役で二代目尾上松也を名乗り初舞台。以降は『連獅子』『寿曽我対面』曽我五郎、『熊谷陣屋』藤の方、『仮名手本忠臣蔵』 顔世御前役などを演じる。

近年は立役としても注目され、『鳴神』の鳴神上人、『弁天娘女男白浪』の弁天小僧菊之助などの大役を担当。

2014年、コクーン歌舞伎『三人吉三』でお坊吉三を演じる。

2015年、『仮名手本忠臣蔵五・六段目』早野勘平、2016年『与話情浮名横櫛』切られ与三郎、『義経千本桜』佐藤忠信（狐忠信）など演じ、20歳代が中心となる新春浅草歌舞伎では最年長のリーダー役を勤める。

2019年、山崎育三郎、城田優とユニット『IMY（あいまい）』を結成。

蜷川幸雄演出の騒音歌舞伎（ロックミュージカル）『ボクの四谷怪談』お岩役、帝国劇場ミュージカル『エリザベート』ルイジ・ルキーニ役、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』今川氏真役など歌舞伎以外でも活躍。