新型コロナウイルス とは

新型コロナウイルス感染症は、2019年12月に中華人民共和国湖北省武漢市において確認されて以降、中国を中心に感染が国際的に広がりを見せている。

世界保健機関(WHO)は、2020年1月30日に新型コロナウイルス感染症について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言した。

コロナウイルスは発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染を起こすものは6種類あることがわかっている。ヒトに蔓延している風邪のウイルス4種類と、動物から感染する重症肺炎ウイルス2種類が知られている。

ヒトに日常的に感染する4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10%~15%(流行期は35%)を占め、多くの感染者は軽症だが、高熱を引き起こすこともある。

そのうち、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)などの、重症化傾向のある疾患の原因ウイルスも含まれる。また、コロナウイルスは家畜や野生動物などの、我々の周りに棲息するあらゆる動物に感染し、様々な疾患を引き起こすことも知られている。

SARS-CoVは、コウモリのコロナウイルスがヒトに感染して重症肺炎を引き起こすようになったと考えられ、当初、感染源としてハクビシンが疑われていたが、今ではキクガシラコウモリが自然宿主であると考えられている。

MERS-CoVは、ヒトコブラクダに風邪症状を引き起こすウイルスがであるが、種の壁を超えてヒトに感染すると重症肺炎を引き起こすと考えられている。

電子顕微鏡で観察されるコロナウイルスは、直径約100nmの球形で、表面には突起見られる。形態が王冠(crown)に似ていることからギリシャ語で王冠を意味する「corona」という名前が付けられた。

ウイルス学的には、ニドウイルス目・コロナウイルス亜科・コロナウイルス科に分類される。コロナウイルスはプラス鎖の一本鎖のRNAをウイルスゲノムとして有するエンベロープウイルスである。

ウイルス粒子は直径約100-200nmで、コロナウイルスのゲノムRNAは約3万塩基とRNAウイルスの中で最長なのが特徴である。

主に飛沫感染・接触感染が感染経路であり、一部の感染者には強い感染力を持つ可能性があると考えられている。死亡した人たちの中には、高齢者や、心臓病、糖尿病等の基礎疾患を患っていた人が多くいた。

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最終更新日:2022-06-20 06:31:05


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