【松澤千晶のアニメめくるめく世界】私の世界を変える最高アニメソング5曲

2014/09/10 12:00


gundam

こんにちは、フリーアナウンサーの松澤千晶です。私はアニメを見ることが大好きなのですが、そういったアニメ作品を物語る存在、「アニメソング」も当然のごとく大好きです。

アニメソングは単なる主題歌としての役割だけでなく、その作品の世界と現実の私達とを繋ぐ、大切な架け橋のようなものでもあると私は感じています。そして作品を知らなくても「マジンガーZ」や「残酷な天使のテーゼ」等の定番ソングは普段アニメに触れない人の耳へ届く事も多く、その歌だけで伝わる何かがあるのです。

音楽療法というものがありますが、歌には、音楽には、人の感情に働きかける作用があります。それがアニメの世界を歌ったものならば、さらに不思議な力が湧いてきそうですよね。

そこで今回は、作品を知っていても知らなくても、こんなときに聴くと良いのでは? というアニメソングを、誠に勝手ながら独断と偏見でいくつかご紹介させていただきたいと思います。


■まず、前向きな気持ちになりたいとき

「心晴れて 夜も明けて」(堀江由衣)

個人的に大好きなものから紹介させていただきました。こちらは、テレビアニメ「十兵衛ちゃん2~シベリア柳生の逆襲~」で主人公の声を務める堀江由衣さんが歌うエンディングテーマです。

アニメソングってオープニングに注目しがちですが、実はエンディングにグッと来たりするもので、この歌は主人公が自転車を漕いでいる映像と共に流れる、「好き、キライ、行く、やめる」からの「幸せはどこにでも待ってる、どこへでも行ける私」という歌詞が実に良いものでした。

仕事や学校へ行きたくないとき、これを聴くとスッと歩き出せそうですね。

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■時に、困難に立ち向かうとき

「嵐の中で輝いて」(米倉千尋)

OVA(オリジナルビデオアニメ)「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」のオープニングテーマで、米倉千尋さんのデビューシングルです。有名な曲なので耳にした事がある方も多いと思いますが、このアニメ作品の主人公の如く「嵐の中で輝いて、その夢をあきらめないで」と、様々な壁を乗り越えられるよう歌われています。

特に2番で、「あなたの話す夢が好きだから…」なんて歌詞があるのですが、これがまた良いですね。無理難題を目の前にしたときはこれで乗り切りましょう。

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■朝なかなか起きられないとき

「おはよう。」(Keno)

テレビアニメ「HUNTER×HUNTER(1999)」のオープニングテーマで、アニメOPバージョンはフルバージョンと異なり、「また、おはようって言って…」から始まります。やってくる朝に嫌気が差しつつも「今日も元気で過ごせたらイイよね」などの言葉が、単純に凄く良いのです。私はこの歌で、目を開けても夢は見られるのだと考えさせられました。そしてやはり訴えたい事は「おはよう」なのです。

ここまで言われたら、起きるしかありませんね。

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■かっこよくなりたいとき

「夢色チェイサー」(鮎川麻弥)

テレビアニメ「機甲戦記ドラグナー」のオープニングテーマで、筒美京平さん作曲、鷺州詩郎さん編曲で、そこからしてもうシビれますね。この歌はイントロから、メロディーから、歌詞から何から何までカッコイイのです。

「気をつけて、誰かがWatching you」とか「決められた道をただ歩くよりも、選んだ自由に傷つく方がいい」なんて、カッコ良すぎでしょう。 是非、曲に酔いしれて存分にカッコつけてみてくださいね。

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■どんなときでも

「Butter-Fly」(和田光司)

やはりこれでしょう!!!!!

こちらは、テレビアニメ「デジモンアドベンチャー」オープニングテーマで、アニメソングの定番ですね。落ち込んだとき、やるせないとき、元気が欲しいとき…どんなときでもこの曲は味方になってくれます。

アニメ作品を知ってこその良さもあるのですが、それを切り離しても楽曲そのものに凄くエネルギーがあるので、まさに私にとっては音楽療法です。無限大な夢の後でも、大人になっても、輝く世界はきっとあるのだと勇気づけてくれます。

これでもう、Stayしがちなイメージだらけの頼りない翼でも飛べますね!

【アニメソングに宿る力】

世の中には様々なジャンルの楽曲がありますが、その中でもアニメソングは、作りもの…すなわち夢の世界を表現したもので、そういった要素が私達の背中を押してくれるのだと感じました。いつも現実を励ましてくれるのは非現実だったりしますから。

そう、それはまるでディズニーランドのよう…大人に成っても夢を見られる、感じられる、それがアニメソングの醍醐味だと私は思います。

(文/フリーアナウンサー・松澤千晶

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