20代男性の18.0%が処分済み!卒業アルバムを捨てる理由ってわかりますか?
長いようで短い学校生活。その思い出と記録を形にしたものとして、生徒が手にするのが卒業アルバムだ。卒業式では余白ページに寄せ書きをする友情確認のアイテムとして、同窓会では遠い昔の記憶を呼び起こすきっかけとして、いつまでも大事に保管する人が少なくないだろう。
ところが、何かしらの理由で卒業アルバムを処分してしまう人が一定数存在する。一度捨ててしまえば二度と同じものを手に入れることはできないというのに、どうしてそのような決断をしてしまうのだろうか。20代から60代の男女計1500名を対象に「小中高いずれかの卒業アルバムを、故意的に捨てたことがありますか?」というテーマでアンケートを実施し、その割合とアルバムを捨てた理由を調査してみた。
【男性・年代別】
小中高いずれかの卒業アルバムを、故意的に捨てたことがある人の割合
20代:18.0%
30代:12.0%
40代:14.0%
50代:12.0%
60代:6.7%
【女性・年代別】
小中高いずれかの卒業アルバムを、故意的に捨てたことがある人の割合
20代:16.7%
30代:16.7%
40代:6.7%
50代:5.3%
60代:9.3%
多少の差はあれど、男性は20代から50代、女性は20代と30代で10%を上回っている。10人に1人以上とは、結構な割合ではないだろうか。卒業アルバムを故意的に捨ててしまった人たちの理由をご覧頂こう。
画像をもっと見る「すっぴんを見せたくない」「良い思い出がない」
「中学校だけ良い思い出がないので捨てました。開くどころか、卒業アルバムを見るのも嫌なので」(20代男性)
「自分の顔にコンプレックスがあるから。いまは化粧ができるけれど、すっぴんを人に見せたくない。卒業アルバムなんて見たくないし、昔話をされるのが嫌だから同窓会も行きません」(30代女性)
「卒業アルバムなんて見たくないと思い捨ててしまったのですが、いまでは後悔しています。当時の写真はもちろん、お世話になった先生に書いてもらったメッセージは二度と戻ってこないので…」(40代男性)
他にもさまざまな意見が見られたが、おおむね“学校生活に良い思い出がない派“と、“若気の至りで捨ててしまったものの、後悔している派”に分かれる結果となった。
仮に捨ててしまった卒業アルバムを見たい場合、同級生に借りる、母校が保管しているのであれば直接足を運んで見せてもらうといった方法もあるだろう。だが、やはり卒業アルバムは手元に置いておきたいものではないだろうか。いくらお金を積んでも全く同じものを手に入れることはできないからだ。
卒業アルバムを捨てるときは、その場限りの判断ではなく、後悔しないかじっくり考えてから決断するのがよいのかもしれない。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年10月17日(金)~10月21日(火)
対象:全国20代~60代 男女計1500名
(文/しらべぇ編集部・大川竜弥)