ラジオ関係者・ファンに聞いた好きな女性パーソナリティー11人
ラジオのパーソナリティーは、一度ファンになると、ずっと応援してしまうのもの。今回は、ラジオ関係者、ラジオファンの皆さんに好きな女性パーソナリティーを選んで頂きました。DJ、声優などジャンルを問わず多彩な顔ぶれとなっています。
●浅野真澄さん 『アニスパ!』(文化放送 土曜21時 山梨放送・高知放送ネット)
声優の浅野真澄さんは、ディズニー映画『ベイマックス』でもゴーゴー・トマゴ役の吹き替えを担当している。第1回声優アワードにおいてベストパーソナリティ賞を受賞。声優の鷲崎健さんと担当している『A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜』は、2007年10月度の聴取率調査で、10代男性の占有率が21時台で95.8%、22時台で100%という驚異的な記録を達成したお化け番組である。(その時間帯にラジオをつけていた10代男性の調査モニターのほぼ全員がアニスパを聴いていたことになる)
「生放送ではギリギリ(アウト?)な破天荒な物言いで知られていますが、意外にも『ゲストとの打ち合わせをしっかりしてから臨む』そうです。頭の回転が速く、自身の知らないことでも面白い方向へ進めます。歯に衣着せぬ物言い(本人の意図しない時もありますが《笑》)、そして自身の経歴をあけすけに楽しく語るスタイルはまさにラジオであり、まさにパーソナリティーだと思います」(ラジオ番組構成作家)
●秀島史香さん『READING FOR YOUR HEART』(J-WAVE 平日21時50分。FM802、ZIP-FMネット)
「とにかく声が良いので、いつも聴いています」(ラジオファン)
テレビ番組のMCやナレーションでもおなじみ。日本語、英語のほか、若干のスペイン語も話せるという。高校卒業までをニューヨークで過ごし、慶應義塾ニューヨーク学院を卒業した才女。ファンも多く、先日もJ-WAVE で『minikura presents TIME TO CLEAN UP!』と題した9時間の特別番組を担当した。
●小林佳果さん『湘南SKY RAINBOW」(FM yokohama 土曜7時55分)、『TRAIN-TRAIN』(FM Salus 金曜21時)ほか。
鉄道が好きで、2012年に伊豆急下田駅「下田生まれのアナウンサー駅長」(伊豆急行線のオモシロ駅長)に就任。
「元々特急の車内販売員をされてました!カワイイ見た目から出る濃い鉄道トークのギャップがたまりません」(ラジオファン)
渋谷駅で東急・メトロなどの相互直通運転がスタートする直前には『朝まで相直前夜祭!』と題して『TRAIN-TRAIN』(FM Salus)の公開収録を開催した。声がやや低めなだけに、聴けば聴くほどキュンとくるものがある。
●桃井はるこさん『モモーイ党せーけん放送』(WALLOPにて放送)
桃井さんはシンガーソングライター、作詞家、作曲家、随筆家、声優としても活躍中。
「ネット専門のラジオ局で冠番組を持っていて、かなりの数の固定リスナーがいて驚きました。ネット専門の番組だと、なかなかリスナーがつきにくいものですが、桃井さんの人気のすごさが分かりました」(元ハガキ職人)
ブログを読むと分かるが、ラジオの他、活動範囲がとてつもなく広い。
●LOVEさん『ラブ コネクション』(TOKYO‐FM 平日11時30分)、『LOVE RADIO』(FM OSAKA金曜19時)
「『ラブ コネクション』を聴いています。リスナーからのメールの返しが親しみやすいです。聴いていて元気が出るテンションなのも良いです」(ラジオファン)
LOVEさんは、6歳の頃からピアノを習い始め、アコースティックギター、バイオリンなども演奏できる音楽人間。作曲をするようになったのは15歳の時だという。声がキュート。
●上沼恵美子さん 『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ 月曜12時)
もはや説明不要、上沼恵美子さんのラジオ番組である。お相手は小籔千豊さんとてつじさん(シャンプーハット)が隔週で担当。さらに北村真平アナウンサーが加わる。筆者もよく聴いているが、何が凄いかというと、上沼さんが3時間ず―――っと小藪さん(てつじさん)や北村アナウンサー、それに世の中の出来事をイジリ倒すところだ。
「ゲストに円広志さんが来た時のイジリ倒しも凄かった。同じ時間帯にテレビでは『恵美子のおしゃべりクッキング』(ABC)を放送しているが、その100倍はしゃべり倒している」(ラジオファン)
●齊藤美絵さん『アポロン』(TOKYO‐FM 月~木曜13時) 『KIRIN BEER “Good Luck”LIVE』(TOKYO-FM 土曜16時~16時55分)
「FMのラジオ番組のパーソナリティーというと、やや早口でどんどん喋っていくイメージがあると思いますが、齊藤さんはむしろ、おっとり系。聴き心地が良いです」(ラジオ制作関係者)
『アポロン』も、コーナーが多彩ながら、曲もじっくり聴かせる番組として女性を中心に人気だ。
●近藤夏子さん『よなよな(水曜日)』(ABCラジオ 水曜22時)
「関西弁のあまりのマシンガントークに、初めて聴いた時は気分が萎えましたが、5分も経たないうちに一緒に笑っている自分がいました」(ラジオファン)
「聴いているほうが心配になるほど、あけすけなトークをしていて爽快な気分になる」(ラジオ制作関係者)。
関西のラジオ界でジワジワと人気が出ている近藤夏子さん。ピアノの弾き語りや、リスナーと電話をつなぐコーナーも人気で、重い相談に何十分もかけてアドバイスをすることも。
●村山由佳さん『眠れない貴女へ』(NHK‐FM 日曜 23時30分 ※隔週)
「作品を読んでいたので、攻撃的なヒトだと思っていたんですが、ラジオから聴こえてくる声は、しっとりと落ち着いていて、日曜の夜に癒されます。もしかして学生時代、放送研究会とかだった?と思うくらい、しゃべりもうまい。作品とのギャップが面白いです」(ラジオファン)
筆者も聴いてみたのだが、非常に上品に話しておられた・・・が・・・2009年には3箇所にタトゥーを入れたとのこと。「胸のところにフェニックス。左の足首にドラゴンが巻き付いていて、あと一か所ありますが、それはごく限られた人しか見ません」(2011年6月7日付 読売新聞より)。母親がとても厳しい人で、良い子でいることをやめないといけないと思ったこと等がきっかけだそうだ。
●坂上みきさん『坂上みきのエンタメgo!go!』(ラジオ日本 平日10時35分)
「あんなに面白い人はいない。山下達郎さんに生で歌わせたり、むちゃぶりのスキルや、メールの受けごたえなども最高。そして映画や歌舞伎などの文化的なトークもでき、大好きです」(ラジオ番組構成作家)
『FMソフィア』(TOKYO‐FM)で一躍有名になった坂上さん。関東の皆さんには『PON!』(日本テレビ)のエンタメコーナーの進行でもおなじみ。
●森田美由紀さん『ラジオ深夜便』(NHKラジオ第一放送、NHK‐FM 毎日23時10分 ※偶数週の土曜日に出演)
『NHKニュース7』『NHKスペシャル』『第44回NHK紅白歌合戦』など、数々の看板番組を経て、現在はNHKエグゼクティブアナウンサーに。
「ずっとファンです。とにかく声がいい」(番組制作関係者)
という推薦コメントもあるほどで「これぞ、NHKのアナウンサー」と言いたくなるほど趣のある語り口調だ。「森田さんの声を聴きながら寝るとぐっすり眠れる」という声もある。
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。まだまだたくさんの方々の名前が挙がりましたので、この続きはまた後日。これらの番組の中には「ラジコ」(民放ラジオ局)、「らじるらじる」(NHKラジオ)で聴ける番組もあるので、ぜひ聴いてみてください。
※画像はサイトのスクリーンショットです
(文/やきそばかおる)