「修造コラム」を元に検証!松岡修造が海外に行くと日本の気温は◯度変わる?
世界一熱い男、といえば、プロテニスプレイヤー・松岡修造氏を思い浮かべる者も多いだろう。指導者やスポーツキャスターとして活躍する彼の熱血ぶりは、大きな人気を得ている。
そんな松岡氏にまつわるウワサといえば、「彼が訪れた地域は気温が上がり、彼が去った地域では気温が下がる」というもの。まことしやかに言われたこの都市伝説は、実際のところ、事実なのだろうか。事実だとすると、彼の力でどのくらい気温が変動するのだろうか。
松岡修造氏のオフィシャルサイト「心の声に聞け」内にある「修造コラム」では、松岡氏が、日々の出来事について、ブログ形式で熱く思いを綴っている。この内容とともに、2014年の松岡氏の動向を探り、特に海外を訪れたと断定できる時期の日本の気温についてみてみるとしよう。
なお、日本の気温は、気象庁の過去の気象データを用い、1981年〜2010年の東京の平年値と実際の気温を簡単に検証してみた。
冬季オリンピック in ロシア・ソチ
昨年、ソチ五輪のため、2月はじめにロシアへと飛び立った松岡氏。五輪が開幕した2014年2月8日には、日本では太平洋側を中心に異例の雪となり、東京では45年ぶりの大雪が降った。
Twitterでは、「やっぱり修造は太陽神なのでは?」「修造がいないと日本は雪で覆われるのだ!」と大きな話題に。ソチが平年よりも5℃近く気温が上昇し、雪不足が問題となった一方で、日本では寒さが厳しい気候となった。
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パンパシフィック水泳2014 inオーストラリア・ゴールドコースト
2014年8月22日〜8月27日、「パンパシフィック水泳2014」の取材等でオーストラリア・ゴールドコーストへ。日本の気温は元々平年より高い気温を記録していた。しかし、下の図をご覧になっていただきたい。
松岡氏がゴールドコーストに旅だってから、日に日に下がり続け、8月27日は、東京は最高気温23.5度で夏日にも届かなかった。そして、帰国した8月28日には東京の最高気温は27℃。前日よりも5℃も上がり、平年通りの気温に戻った。
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フィギュアスケート・グランプリシリーズ第3戦in中国・上海
2014年11月7日〜9日、フィギュアスケートのグランプリシリーズ第3戦の取材のために中国・上海へ。松岡氏が出国する前は、日本は平年よりも2〜3℃高い気温を記録していた。
しかし、彼の出国後、札幌の最高気温は5度で平年に比べると6℃も低い予想。東京でも北風がやや強く吹く、雨がちらつくあいにくの空模様だった。そして、グランプリシリーズ終了後には、日本の気温は平年よりも4.5℃上昇、肌寒い季節であるのに、温かい日差しに包まれた。
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フィギュアスケート・グランプリファイナルin バルセロナ
2014年12月11日〜20日、松岡修造氏がフィギュアスケート・グランプリファイナルの取材でスペイン・バルセロナを訪れた。日本では、11日〜13日は平年と変わらない気温だったが、14日頃から気温が平年より2.2〜3.9℃低下し始めたという。
急激に発達した「爆弾低気圧」の影響で、日本列島は大荒れの天気。21日も大雪の予定だったが、松岡氏が帰国し、気温も+1.4℃に復活、ことなきを得たようだ。
グラフを見ていただければわかるように、松岡氏が昨年、海外に行ったすべての時期に日本では、平年よりも0.9〜4.8℃低い気温の日々が続く例が見られた。松岡氏が海外に出かけた当日、遅くとも3日後に天気が崩れ始め、逆に海外の気温が上昇している。
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日本国内で移動した場合の「影響」は?
しかし、日本内の移動での気温の変化を調べてみると、あまり顕著な変化は見られなかった。たとえば、11月21日にau新宿店のオープニングイベントに参加したが、新宿の気温は平年よりも−1.9℃。12月24日にBS朝日「ザ・インタビュー」の収録で秋田を訪れたが、平年よりも0.6℃低いという結果で、松岡氏のパワーで気温が上がることはなかった。
しかし、スポーツのイベントではその威力を発揮している。
■6月10〜13日「修造チャレンジトップジュニアキャンプ」@山梨クラブヴェルデ
→11日は平年値よりも-0.8℃となったが、その他の日は平年値よりも2℃程度上昇。
■6月19日〜20日「競泳ジャパンオープン2014」@東京辰巳国際水泳場
→東京の気温は、平年値よりも2.9℃〜3.2℃上昇。
■7月9日 : 「ミズノビクトリークリニック」@和歌山
→和歌山の気温は平年値よりも1.5℃上昇。
■7月26日 :「NHKテニスパーク」@大阪
→大阪の気温は28.6℃。平年の26.2℃よりも2.4℃上昇。
■9月15〜21日 :「東レ パン パシフィック オープンテニス」@有明コロシアム
→東京の気温は、平年値よりも0.8℃〜2.4℃上昇。
スポーツイベントと松岡氏が組み合わさると、その地域は暑くなる可能性があるといえるかもしれない。今後も松岡氏の動向に注目し、検証を続けたい。
(文/しらべぇ編集部)