眠い、眠すぎる!!そのとき若者の2割がとる行動とは? 「感情検索の時代」とはなにか
眠いときどうする?とりあえず「眠い」で検索!
昼下がりのデスク。ランチを終えてちょうど1時間。あなたの眠気はピークに達します。机の上でウトウトし始めたとき、あなたはどうしますか? こっそり会社のトイレで仮眠をとったり、眠気覚ましにコーヒーを飲んだり、さまざまな方策があるでしょうが、なかには手に持っていたスマートフォン、あるいは目の前のパソコンで「眠い」と検索してしまう人もいるようです。
男女1500人を対象にした以下のアンケート結果をご覧ください。
【質問】眠いときにふと検索サイトで「眠い」と検索するなど、その時の感情を検索したことがありますか?
はい:12.7%
いいえ:87.3%
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若者ほど感情を検索
10人に1人は感情を検索した経験があるといいます。検索したところで直接的にその眠気が解消されるわけではないにもかかわらず、人は感情すら検索する生き物のようです。
さらにこの結果、世代別に見ると若者ほどその割合が高いことがわかります。
【世代別】眠いときにふと検索サイトで「眠い」と検索するなど、その時の感情を検索したことがある人の割合
20代:20.0%
30代:19.7%
40代:12.7%
50代:7.0%
60代:4.0%
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「眠い」以外も感情は検索されている
今回の調査は、決して「眠気を覚ます方法」と検索したのではなく、あくまで「眠い」と検索したことのある人の割合を調査しています。こうした「感情検索」をしている人が全世代でおよそ1割、20〜30代に限れば2割もいるとなれば、これは一つの時代的潮流と言ってもよいかもしれません。
では、「眠い」を含む感情はここ数年間でどれだけ検索されているのでしょうか。特定のキーワードの検索回数を時間別に示すGoogle Trendsを使って見てみましょう。
■「眠い」
2011年から右肩上がりで検索回数が上昇していることがわかります。日本人の睡眠不足はより深刻化しているということでしょうか。
■「寒い」
短期的なトレンドで検索回数が上下しているのは夏季と冬季で検索回数が異なるからでしょう。学生時代、二酸化炭素の排出量のグラフも同様の傾向を示していましたよね。長期的に見ると、こちらも少しずつ検索回数が上昇していることがわかります。
■「ヤバイ」
2013年から急激に「ヤバイ」人が増えているようです。しかし、その「ヤバさ」はつい数カ月前にピークに達したようです。一体、何がヤバかったのでしょうか。
■「疲れた」
2011年から徐々に「疲れた」の検索回数は上昇し、ここ1年は安定して検索されているようです。「眠い」も含めて現代人は少しストレスがたまりすぎているのかもしれません。
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感情検索はGoogleにすらすがりたい気持ちの表れ?
以上のように、感情が検索されている回数はここ数年であきらかに上昇していることがわかりました。むろん、検索サイトの使用回数自体が増えていることもあるでしょうが、感情検索は「渋谷 居酒屋」のような目的を持った検索とは明らかにその性質が異なります。
今後、感情検索に最適化された情報を提供するコンテンツが充実していくのかもしれません。
※画像はGoogle Trendsのスクリーンショットです
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月16日(金)~2014年1月18日(日)
対象:全国20代~60代 男女計1500名
(文/しらべぇ編集部)