大人はどこで勉強するの?自宅以外で多いのは1位図書館、2位は最近よく見るあの場所!
大人になってから資格取得や仕事の必要性ゆえに勉強を再開したという人も少なくないでしょう。そんなときに困るのが時間と場所の確保。特に、学生時代のように学校の図書館や教室、予備校の自習室がいつでも使えるわけではない以上、勉強場所の確保は困難を極めます。
画像をもっと見る■大人はどこで勉強しているのか
今回は大人の勉強場所にフォーカスを当てました。大人たちは、いったいどこで勉強しているのでしょうか。
【20~60代男女602名】あなたが勉強する場所として最もよく使うところはどこですか?
自宅:81.4%
図書館:8.0%
カフェ:6.0%
コワーキングスペース:2.3%
ファーストフード店:1.2%
インターネットカフェ・マンガ喫茶:0.8%
有料自習室:0.3%
自宅で勉強する人が81.4%と圧倒的に多い結果となりました。大きく離れて図書館が8.0%、カフェが6.0%、コワーキングスペースが2.3%と続きます。自宅や図書館など、学生に馴染み深い場所が上位にランクインしていますが、カフェや最近流行りのコワーキングスペースを使っている人も一定数存在していることは興味深い傾向と言えるかもしれません。
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■出世している人はどこで勉強しているのか?
大人の勉強の目的は出世や転職を志向しているがゆえのものであることが少なくありません。専門知を身につけることで、仕事の裁量が増え、出世につながる。大人の勉強は直接的な収入増につながることが一つの特徴と言えます。長期的なキャリアプランを描く人にとって、出世している人たちの振る舞いは気になるところかもしれません。
ここでは、勉強場所と出世の関係を調べてみることにしました。自らを「出世している方である」と回答した人は、今回の調査でどのような傾向を示したのでしょうか。
【出世している人】あなたが勉強する場所として最もよく使うところはどこですか?
自宅:77.5%
カフェ:12.4%
コワーキングスペース:3.4%
図書館:3.4%
ファーストフード店:2.2%
インターネットカフェ、マンガ喫茶:1.1%
全体の結果と比較すると、出世している人はカフェで勉強している割合が高いことがわかります。とはいえ、この結果が決して「カフェで勉強すると出世する」という因果関係を示すものではないことは言うまでもありません。
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■「カフェで勉強する」条件とは
そもそも、出世というキャリアの導線が存在するのはほとんどの場合大企業に限られます。中小企業の場合、一族経営であるケースが少なくなく、社員数が少なく雇用流動性も高いため「出世」という概念にあまり馴染みがない会社が少なくありません。
一方、大企業は配置転換や昇進など、定期的に会社から評価をうけるケースが多く、それゆえ出世を志向するインセンティブが整っていると言えるでしょう。
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■都市は自宅で勉強しにくい!?
そんな大企業が集中する都市部には至るところにカフェが存在します。また、コワーキングスペースのほとんどは三大都市の一部に集中しています。ゆえに、出世という概念が存在する大企業で働く人が多い都市部において、カフェで勉強する人が多いのは当然と言えるかもしれません。
また、都市部の住宅面積は全国平均よりも狭いため自宅では満足のいく勉強スペースを確保しにくいこともその理由として考えられます。それゆえ、都市部のビジネスパーソンが勉強場所としてカフェなどの第三空間を選択するのは当然と言えるかもしれません。
(文/しらべぇ編集部・松岡佑季)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年3月20日~2015年3月23日
対象:全国20代~60代男性計602名