20代女子の4割が彼氏のスマホを「盗み見」!暗証番号を解除しても犯罪にならないの?
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恋人や配偶者が、「浮気」をしているかもしれない。そんなとき、気になってしまうのが、相手が使っている携帯やスマホ。それがきっかけで良からぬことがバレてしまった人も少なくないだろう。
一方、個人情報のかたまりであるスマホには、ガラケー時代と違って暗証番号をかけるのが一般的。それでも盗み見している人は、どれくらいいるのだろうか?
しらべぇ編集部では、全国20〜60代で「パートナーがスマホを使っている」 364名を対象に、調査を実施した。
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■「スマホ盗み見派」は約7人に1人
以前、しらべぇでガラケーユーザーを含めて行なった調査では、盗み見経験者は30.4%だったが、暗証番号のせいかスマホ限定ではほぼ半減している。
しかし、年代別に見ると、興味深いことがわかった。
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■女性は男性の2.7倍! 20代女性は4割が盗み見
女性では5人に1人以上がパートナーのスマホを勝手に見ており、男女には3倍近い差が。20代女性ではじつに4割、30代でも3割に迫る。
ひとたび開けば、通話履歴やメールだけでなく、LINEやtwiter、Facebook、さまざまなアプリにもログインなしにアクセスできてしまうのが、スマートフォン。
そう考えると、この割合に背筋が寒くなる人もいるだろう。
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■もっとも多い盗み見は「ポップアップ通知」
暗証番号がかかっていることが多いスマホは、どのような状況で他人に見られてしまったのだろうか? 解答数の上位から並べると、以下のようになる。
メールやLINEが届いたことを知らせる「ポップアップ通知」は、秘密が知られてしまうリスクがもっとも高いようだ。
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■弁護士が斬る「スマホ盗み見の危険性」
しかし、こんなことが野放しになっているのは、法律的に問題ないのだろうか? 当サイトのコラムニストでもあるレイ法律事務所の佐藤大和弁護士に話を聞いた。
この3つは、どれも「刑事上違法ではない」ということになります。暗証番号は、「インターネット等のネットワーク」を介して不正にアクセスしたのでない限り、不正アクセス防止法は適用されません。
ただし、プライバシー侵害になるため、民法上の不法行為として損害賠償の対象となる場合があります。
ちなみに、勝手に見たスマホの情報は、基本的には離婚などの民事裁判において証拠能力があります。
見るほうも、見られて証拠をつかまれた人にも、法的なリスクがあるスマホの盗み見。とくに、2、30代女性や彼女たちと交際・結婚されている男性は要注意だ。
(文/しらべぇ主筆・タカハシマコト)