街を守るご当地ヒーローに会いに行こう!(北海道編)【出口博之のロック特撮】
こんにちは、白ポロ+眼鏡でおなじみのMONOBRIGHT、ベースの出口です。
現在、MONOBRIGHTはライブツアーの真っ最中です。ツアーは、私たちのバンドの古巣、北海道は札幌から始まりました。
そうなんです、私、楽器弾けるんです! ただの特撮好きの男ではないのです!
したがって、ツアー中は完全に音楽に向き合うストイックなバンドマンのモードに入っていますので、特撮とは少し距離が空く……わけないです。距離なんて空きません。なぜなら、特撮と私は(一方的に)一心同体だからです。
ツアーと言えば、ご当地ヒーロー探訪です。以前ツアーで岡山を訪れた際、岡山のご当地ヒーローを調べたら魅力的なヒーローに出会い、最終的には桃太郎にたどり着きました(「街を守るご当地ヒーローに会いに行こう(岡山編)」を参照されたし)。
今回は、北海道のご当地ヒーローについて調べてみました。私の出身地でもある北海道には、一体どんなヒーローがいるのでしょうか。
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■北海道のご当地ヒーローの数は?
まず、ご当地ヒーローの全体数と各地の配備数を見てみましょう。
北海道には、47組のご当地ヒーローが存在。ヒーローの数だけで考えると、中国5県(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県)の50組に迫る数です。
北海道は日本一の面積を誇るせいか、地域密着が基本のご当地ヒーローは数多くいるのです。
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■名産品はご当地ヒーローの生みの親である
ご当地ヒーローの活動の本質は大きく分けて「交通安全などの啓蒙」と「地域の名産品のPR」、この2つに分けることができます。
北海道は「食の宝庫」と呼ばれるほどおいしい食べ物が多くありますので、有名な名産品にちなんだご当地ヒーローが多い。
北海道といえばジンギスカン、ラーメン、蟹、鮭が強いので、これらをモチーフにしたヒーローが登場するのは必然です。
その中でも、鮭をモチーフにした石狩市のご当地ヒーロー「サーモンファイター ルイベ」は、私の出身地が石狩郡(石狩市に隣接した行政区)ということもあり、強い思い入れを抱かずにはいられません。
※画像はスクリーンショットです
北海道を象徴する川のひとつ「石狩川」を守るため、悪の密猟組織「ユルクナイ軍団」と戦うヒーローです。
主人公である厚田ナオキが「通りすがりの石狩市民」だったり、サーモンファイター・ルイベの最強フォームが「クライマックス・ルイベ」だったりと、近年の平成仮面ライダー好きにとってはピンとくるワードが見えるのもポイントです。
普段は石狩市近郊のショッピングモールなどでショーを行っていますが、2013年には日本の夏フェスの筆頭格でもある「ライジングサン・ロックフェスティバル」にも登場しています。
石狩市近郊を訪れる際は、ぜひサーモンファイター・ルイベの活躍に注目してみてください。
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■これぞまさにご当地! 特定の区画「だけ」を守るヒーロー
ご当地ヒーローのほとんどは活動場所を限定しませんが、北海道には、ある特定の地域だけを守るご当地ヒーローがいます。それは、雅楽戦隊ホワイトストーンズです。
画像出典:Amazon
彼らは、札幌市の東部に位置する行政区、白石(しろいし)区をこよなく愛するヒーロー。というか、白石区から出られないので、結果的に白石区だけを守るのです。数あるご当地ヒーローの中でも、地域密着度は突出しています。
元々は、北海道テレビ制作の深夜バラエティ番組「モザイクな夜V3」内のコントドラマでした。
このモザイクな夜V3が終了した後、メイン出演者・スタッフにより新たに制作された番組が、のちに日本中を席巻した伝説のローカル旅番組「水曜どうでしょう」なのですが、そのお話はまたの機会に。
もうそろそろやってくる夏の行楽シーズン、多くの方は地元に帰省されると思いますので、その際は地元のご当地ヒーローを調べて、応援してみてはいかがでしょうか。
ご当地ヒーローを応援することは、そのまま地域活性化にも繋がります! あなたの地元が元気になること請け合いです。
(文/MONOBRIGHT・出口博之)