最後の夏… 現役女子大生が「自主的に」恋愛禁止し励むアイドル活動

2015/07/30 07:00


こんにちは、双子でタレント活動をしています、奈津子と亜希子です。

この夏、「女子大生アイドル日本一決定戦」、その名も“ユニドル”本戦が開催されることをご存知でしょうか?

会場は、Zepp Diver City東京。

出演するのは、一般の女子大生たちがサークル活動の一環で立ち上げたアイドルグループ「University Idol」、略して【ユニドル】です。

今回で5年目に突入するこの大会。本戦には、関東・関西・東海・九州での厳しい予選をくぐりぬけた41大学が参戦します。

元アイドルとしての血が騒いだので、実態を探るべく取材してきました!

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■「わせ女なんて呼ばないで」

協力してくれたのは、関東予選を堂々の第1位で通過したチーム「わせ女なんて呼ばないで」(早稲田大学)。

メンバーのひとりが早稲田大学在学であることを外部の男子学生からイジられたことをきっかけに、このチーム名にしたそう。

大学の創設者である大隈重信の名前を入れ込もうと最後まで考えたものの、うまく付けられなかったのだとか。

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アイドル好きの代表・まりなさん(写真:右下2番目)によるTwitterでの呼びかけに賛同し集まったのが、現メンバーの10名(この日はメンバーのさとこさんが試験期間のため欠席)。

キャンパス内での練習中はあどけない彼女たちも、ステージ上では一変。輝きが増し、客席を盛り上げます。

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■既に解散が決定している!?

―― 「わせ女なんて呼ばないで」結成の経緯は?

「高3の冬にユニドルの第2回大会をみる機会があり、大学へ入学したら自分も絶対にやろうと思ってたんです。上下関係ができないよう同期だけを集め、最初は公園で練習することもありましたね。


1年半ぐらいが過ぎたあたりで、びっしりと書いた活動報告書を大学側に提出し、やっと大学の公認サークルにしてもらったことで部室を借りられるようになりました」(まりなさん)

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―― アイドルグループにとって重要な問題である「ポジション決め」はどうしてるんですか?

「LINEのグループチャットで第3希望ぐらいまでアンケートを取って調整してます。必ずしもセンターばかりに人気がいくわけではなくて、そこは“譲り合いの精神”を持ちつつです


AKBさんやハロプロさんのカバーをする場合は、自分の推しメンの立ち位置を希望するメンバーもいます。振り付けは、PVなどをみて完コピしてます」(まりなさん)

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(写真左:まりなさん 右:まきさん)

―― 恋愛禁止ルールやキャラクターの担当はあるんですか?

「“自主的恋愛規制”はしています。皆モテないだけなんですが…」(まりなさん)


「メスのうさぎを飼いながらも『宇左男』と名付けて可愛がっている“さと”は、完璧天然キャラ」(メンバー一同)

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―― このチームの目指す所は?

「私たち、実は11月の“早稲田祭”で解散が決まっているんです」

―― えっ!?

「解散後は、みんなきれいさっぱり就職活動にうつります。8月の本戦で有終の美を飾れるように努力するのはもちろんですが、アイドルをやるのは大学生までって決めてるんです」

メンバーたちの希望職種は、食品メーカーや百貨店、航空系など様々。唯一、別大学の看護科に通うメンバーのマキさんは、一生懸命勉強して医療関係の仕事に就きたいとのことです。「アイドルにしか興味がない」というメグミさんは、裏方としてどういう形であってもアイドル業界に関わっていきたいといいます。

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練習では、大量の汗をかきながら一心不乱に踊り、歌い、意見交換となれば家族のような距離感で話し合うメンバーたち。

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「お互いの短所と長所を言い合える」という信頼関係のもと、自らで魅せ方を工夫する様はプロさながら

サークル活動を通して全力で今を生きる彼女たちの姿は、真夏の太陽のように熱いです!

この夏、ステージ上でアイドルに変身”する彼女たちの姿を見逃せません!

ユニドルサイト

(文/奈津子・亜希子

コラムアイドル女子大生取材恋愛禁止
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