12桁の「マイナンバー」暗記できる?もっとも積極的な世代はニーズに直結していた
10月からいよいよ運用が始まることもあって、最近耳にすることが増えた「マイナンバー制度」。日本で住民票を持つすべての人に固有の番号をつけ、社会保障や納税などの状況を正確に把握することと、行政コストの削減が目的とされている。
その番号は、12桁。パスポート番号(9桁)より長く、クレジットカードの番号(おもに16桁)より短いが、そのどちらとも異なり、一生変更されることはない。
今の時点で「マイナンバーを暗記しよう」と考えている人は、どれくらいいるのだろうか? 全国20〜60代の男女1379名に聞いてみた。
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■今から「暗記しよう」と考える人は1割台
「暗記する」と答えたのはわずか14.0%。また、ほぼ半数が「暗記したくない」と答えている。残った3分の1以上の人は、「暗記したいが12桁は覚えられない」という回答だ。
しかし、そんなわざわざ暗記なんて…と思われるかもしれないが、自分の携帯番号覚えている人は多い。携帯は11桁、マイナンバーは12桁。桁数的にはあまり変わらないから、本来は覚えられなくもないはずなのだが…。
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■暗記に積極的なのは60代!
一番暗記に意欲的だったのは、60代。2割以上が「暗記する」と回答し、全体平均を7.6ポイント上回った。「暗記したくない」と答えた人も、全世代でもっとも少ない。年金の手続きに必要とされるせいか、高い関心がうかがえる。
一方で、12桁だからという理由で、暗記に消極的なのは40代。働き盛りや子育てなどによる忙しさのせいか、マイナンバーまで覚えている精神的余裕がないのだろうか。
マイナンバー制度では個人番号カードが支給されるので、必ずしも暗記する必要はないが、医療保険や税金など、さまざまな暮らしの場面で必要とされることになる。気持ちに余裕があればゲーム感覚で覚えてしまうのも手なのかも。
(文/しらべぇ編集部・樫くるみ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年8月21日~2015年8月24日
対象:日本全国の20代~60代男女1379名