ヒントは「カンニング」?偏差値30から司法試験に一発合格した「最強の勉強法」とは?
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先日、経済協力開発機構(OECD)が、「学校にコンピューターを導入しても生徒の成績に目立った向上がなく、場合によっては学業を阻害している」という調査結果を発表しました。
コンピューター導入は数学や科学の勉強などにいい影響があると期待されていて、関係ありそうな気がするのですが、どうやら無関係のようですね。
さて、どうやったら生徒の成績が伸びるのか? 教育関係者の悩みは尽きません。ひるがえって教わる側にとっても、どう勉強したらいいのかというのは、悩みの種なのではないでしょうか?
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■約半数以上の人が悩んだ経験あり!
アンケートサイト「マインドソナー」で質問してみた結果、5割を超える人が悩んだ経験ありと回答しています。詳細を見ると、男性は46%、女性は63%と、女性のほうが割合としいては悩んでいる傾向にあるようですね。
しかし、何をもって頭が良いかというのは、みな様いろいろ意見をお持ちかと思いますが、勉強をしてもなかなか成績が良くならない、試験に合格できないということもあるかと。
もしかしたら、教授に聞けば、試験の問題を教えてくれるなんてことも…(苦笑)。
とはいえ、どんなに難しいことでも練習方法はあります! スポーツや、歌・演奏だって。それは勉強も例外ではありません。けれども、学校では「勉強内容」を教えてくれても「勉強方法」って教えてくれませんよね。本当は勉強方法の方が大事なのに…。
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■弁護士はどのように勉強をしているのか?
ところで、日本で最難関と言われている司法試験。弁護士たちは、どのような勉強をしていたのでしょうか? 筆者を含む現役の弁護士3人から聞いてみました!
・A弁護士
僕は、使う本は絞っていましたね。たくさんの本は不要です。
その代わり1冊を何度も読むことを大事にしていました。そして、選び本は、その試験を既に受かっている人などに評判のいい「定番のもの1冊」にしていました。
・B弁護士
とにかく合格したらやりたいことリストを作っていました。僕はモーニング娘。が大好きだったので、とにかくライブに行くのを楽しみに頑張りましたね(笑)。
あと、 最低でも1日に3科目は勉強していました。勉強にも、「解く勉強」、「暗記する勉強」、「本を読む勉強」、「講義を聴く勉強」とあるので、それぞれに合わせたスタイルにしていました。
・佐藤弁護士(筆者)
ラクして試験に合格したかったため、私は、「参考書を読む→問題を解く→答えを確認する」ではなく、「問題の答えを見る→問題を見る→参考書を読む」と逆から勉強をしていましたね。
なぜなら、テストは答えを知っていれば、合格できるので、「答え」をたくさん暗記すれば最短で合格できると気づいたからです(笑)。というのも、子供時代からカンニングばかりしていて、九九も小学5年生まで出来ず、勉強が本当に苦手で。模試の成績も学年でダントツのビリで。
だから、少しでもラクして短い時間で合格したいと考えで(苦笑)。もう、カンニングと一緒で、「答え」から見ればいいやと。
どうでしょうか? それぞれオリジナルのスタイルがありますが、筆者の勉強方法が一番ラクかもって感じませんでしたか(笑)?
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■ラクして勉強する方法はある!
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じつは、今回、ダイヤモンド社さんから「ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法」という著書を出版しています。構成は以下の通りです。
・序章 学年ビリで偏差値30の私がなぜ、弁護士になれたのか?
・第1章 「理解」せずに、ひたすら「答え」だけを見る
・第2章 記憶の「思い出し」をゲーム化する
・第3章 「なりきり主人公」でモチベーションアップ!
・第4章 習慣化するには、「できない」「やらない」をなくせばいい
覚える方法・思い出す方法・暗記術、どれも誰もが真似したくなる「ずるい内容」になっていると自負しています(笑)。
ちなみに、冒頭のニュースですが、コンピューター導入で学業が阻害される場合というのは、コンピューターにどハマリして全然勉強しない場合らしいです。そりゃそうですよね。何もしないんじゃさすがにムリがあります。
筆者の本も、読みさえすればその後何もしなくても最強になれるという本ではないので、その点は御了承くださいませ。
(文/弁護士・佐藤大和)