昼は最高級の熟成肉!夜は星空で映画鑑賞を楽しむステーキキャンプに行ってきた
自然あふれる森のなかで最高級の熟成肉を食べ比べ、お腹いっぱいになったあとは星空での映画鑑賞を楽しむ。贅沢の限りを尽くしたイベントが10月3日に千葉県の「昭和の森フォレストヴィレッジ」で開催された。
本イベントは、世界で一番美味しいステーキを探すために全世界20カ国、200を超えるステーキハウスをめぐったドキュメンタリー映画「ステーキ・レボリューション」の公開を記念して開催されたもの。
当日は、事前にクラウドファンディングサイト「Makuake」でイベントを支援した参加者が集まった。
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■日仏ステーキの食べ比べ対決「バトル・オブ・ザ・ブッチャー」
お昼のメインイベントは、劇中に登場したフランスのカリスマ精肉士 イヴ=マリ・ル=ブルドネック氏と、「焼肉 芝浦」の店長でお肉の教科書「焼肉美味手帖」の著書としても有名な藤枝祐太氏によるステーキの食べ比べ対決「バトル・オブ・ブッチャー」。
ブルドネック氏、藤枝氏、各々が選んだ最高級のお肉をさばき、炭火で焼いて調理したものを65名の参加者が食べ比べて勝敗を決める。
ブルドネック氏が使用するお肉は、近江牛の名店「サカエヤ」の「木下牧場のリブロース」の熟成肉。
藤枝氏は、「高級和牛・尾崎牛のリブロース」。
二人がかりで持ち抱えないと持ち上がらない重さの肉をさばき始めるブルドネック氏。日本では、骨がついた状態からさばくのは珍しいそうで肉好きの観客は釘付けになっていた。
塩と胡椒で下味をつけているところ。
肉をさばいている様子
https://www.youtube.com/watch?v=Rb0nGK5Klyo
先に肉をやきはじめたのは藤枝氏。分厚い肉の塊を時間をかけてていねいに焼き上げていた。
藤枝氏の肉を焼く様子
https://www.youtube.com/watch?v=uW9l08ssqgw
こちらはブルドネック氏。藤枝氏とは対照的に、一度に大量のステーキを豪快に焼いていた。
ブルドネック氏の肉を焼く様子
https://www.youtube.com/watch?v=jXc4ND6V77U
早く食べてたくて待ちきれない参加者。
ブルドネック氏の熟成肉。ひとくちサイズに切り分けて参加者に配られた。
藤枝氏の肉は、4頭分に切り分けられ再度焼いたあと30分ほどアルミホイルに包んで熟成して提供された。
ブルドネック氏の近江牛の熟成肉。
藤枝氏の尾崎牛。
最高級のステーキを堪能したあとは、どちらの肉が美味しかったかを参加者が投票。甲乙つけがたい戦いを制したのは、藤枝氏。36対29と僅差での勝利となった。結果をうけたブルドネック氏は、悔しそうな一面も見せていたが、藤枝氏は笑顔でかたい握手を交わした。
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■星空の下で映画鑑賞
© 2014 LA FERME PRODUCTIONS SAS et C.PRODUCTIONS
日が落ちてからは、星空のもと「ステーキ・レボリューション」のスペシャル上映会。上映前にブルドネック氏が、「この作品を観ていただければ、世界のお肉業界に関わる方の考えやお肉への想いを分かっていただけると思います。2年間の最高のお肉探しの旅を是非、ご覧ください。」と想いを語った。
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■BBQとキャンプに出店も揃ったイベント
会場では、BBQ以外にもクラフトビールやハンバーガー、コーヒーの専門店や、美容師による出張ヘアカットなど様々な店が出展していた。
パリッと焼かれたバンズと肉汁あふれるパテで、熟成肉に負けない美味しさのYasuda Burgerのハンバーガー。
日本では取り扱いが少ない「Mischief」というフルーティーな味わいのクラフトビール。
葉山から出張ヘアカットにきた美容師。カット以外にも、バリカンで坊主や、スタイリングなどのメニューが用意されていた。
映画「ステーキ・レボリューション」本日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかで公開。映画はステーキ屋の紹介だけでなく、どこの牧場でなにを餌にどういう風に育てられた牛なのかも追いかけており内容の濃いものになっている。自分が普段食べている肉について深く知る機会にもなるので気になる人は足を運んでみては。
(文/しらべぇ編集部・砂流恵介)